62 / 118
第八章・6
「あ、いや。ヤだ、そんなこと……」
脚を大きく開いて、聖は駿佑に秘所を晒していた。
その紅い蕾に、彼は口づけ舌を入れて舐め擦っているのだ。
シーツを強く掴み、聖は見悶えた。
こんな愛撫は、初めて受ける。
じゅるり、と唾液の音を立てて駿佑が顔を上げた。
「駿佑さんは、変態だったんですか!?」
「いや、思った通り愛液が甘くなってる」
Ω特有の分泌液が、発情を迎えてより濃厚になっているのだ。
「確かに発情し始めているよ、聖は」
「ほ、他に確かめる方法はないんですか!」
「ある」
「やっぱり、変態ぃい!」
「何とでも言うといい」
今は、こうしていたい。
駿佑は聖の後蕾に舌を入れ、こそぐように抜き差しさせた。
「んあぁ! やッ、あぁ。はぁあん!」
こんな奥まで入るなんて。
ヒトの舌って、そんなに長かったっけ!?
「美味しいよ、聖」
「駿佑さんの……、バカぁ……ッ!」
聖は身体を引き攣らせ、精を飛ばしてしまった。
ともだちにシェアしよう!