74 / 118

第十章・2

「っく、あぁ! 駿佑、さん! 駿佑さぁんッ!」 「ナカにたっぷり出してやる。寂しいなんて、言わないでくれ」 「ひぁ! はぁ、あ! あぁああ!」  両腕両脚でしっかりと駿佑にしがみつき、聖は絶頂に達した。  この時だけは、全てを忘れられる。  何もかも忘れて、駿佑さんの愛だけを感じていられる。  どくどくと内に注がれながら、聖は震えた。 「はぁ、はぁ、あぁ……」  絡みついた聖の腕をほどき、駿佑はその手の甲にキスをした。 「駿佑さん」 「何だ?」 「悦かった、ですか?」 「最高だ」  嬉しそうな聖の表情に、ついこちらも頬が緩む。  彼に会ってから、彼と付き合ってから、笑うことが多くなった。

ともだちにシェアしよう!