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第十三章・2

「もしもし。白井ですけど」 『白井 聖さんの電話で間違いないですか?』 「はい」 『わたくし、大島(おおしま)と言います』  警部は、簡単に自己紹介した。  万が一の時には、ここへ連絡して欲しい、と駿佑に渡された番号に、彼は電話をかけていた。 『飛沢 駿佑さんのお知り合いですね?』 「は、はい……」  聖の胸に、嫌な予感が広がり始めた。 (駿佑さんに、何かあったんじゃ……)  淡々と、大島は続けた。

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