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第十四章・11

 もう数年来の付き合いなので、駿佑は聖の身体を隅々まで熟知していた。  彼の身体は、駿佑が拓いたようなものだ。  どこをどうすれば、感じるか。  どこをどうすれば、悦ぶか。  そんな駿佑は、今夜は乳首を散々弄りながら、聖のペニスを責めていた。 「どうだ? 気持ち悦くなってきたか?」 「あぁっ、あっ!」  舌先でチロチロと乳首を舐めながら、ペニスの先端を軽くつねる。 「やっ、ヤッ、それ、ダメぇえ……ッ!」  聖のペニスから、元気に精が飛んだ。  ふるふると震えながら、羞恥に頬を赤くする聖が可愛い。  何年経っても、何度抱いても、初々しさを無くさない聖が、駿佑にはたまらなく可愛かった。 「駿佑さん……、あの……、そろそろ……」  挿れて、とハッキリ言えないところも、好きだ。 「ん? 何か言ったか?」  時々、こんな意地悪をしてみたくなる。 「その。挿れてください……」  それでも要求はしっかりしてくるところも、大好きだ。  よし、と駿佑はすでに硬く勃ち上がっているペニスを、ゆっくり聖に埋め込んだ。

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