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10.変化4

 これから何をするのか分かっていない晴太郎を、彼の部屋に連れて行く。  七海はベッドの上に胡座をかいて座ると、自分に背を向けるように晴太郎を膝の上に座らせた。顔を合わせない方が彼も恥ずかしくないだろう。背後から抱きしめるように前へ手を伸ばした。 「……触りますよ?」 「うん……っ、ぁ」  触れる前から勃ち上がり部屋着を押し上げている彼の性器にそっと触れる。ぴくり、と晴太郎は肩を跳ねさせた。強張る体から、彼が緊張している事が伝わってくる。  下着の中に手を入れ直接触れると、晴太郎から熱のこもった吐息が漏れる。何度か上下に扱くと緩く勃っていたそれが徐々に硬くなってきた。下着を身に付けたままでは苦しいかもしれないと思い、七海は部屋着と下着を脱がせた。  外気に触れ震えた陰茎をそっと手のひらで包み込む。先端を指の腹でくるくると円を描くように撫でてやるとまた晴太郎の身体がぴくりと跳ねた。 「ひ、ぅ……それ、や、ばい、っ」  初めての快感に戸惑っているのか、ぎゅっと目を瞑ってふるふると震える姿は、まるで小動物のように愛らしい。少し虐めたくなって先端に当てた指に力を込めると、とぷりと蜜が溢れ出す。 「ほら、坊ちゃん。やってみて」 「え……どう、やって……?」 「ここを、こう握って……こう、です」 「ふあ、うっ、あ……っ」  次回からひとりでも出来る様にと、七海は晴太郎に自分のものを握らせ、その彼の手の上から握り誘導するように上下に動かす。くちゅくちゅと卑猥な音が鳴り、先走りが二人の手を汚す。 「わかりました? 次は、ひとりでやってみましょうか」 「う、うん……は、あっ、ぅ……」  晴太郎の手を解放し、次はひとりでやるように促す。しかし、快感のせいで力の入らない手では上手く出来ないようだ。晴太郎は頑張ってゆるゆると上下に扱くが、うまく気持ち良くなれない。 「な、なみぃ……っ、むり……できな、い、よぉ……」  晴太郎が今にも泣き出しそうな顔で七海に助けを求める。性教育を怠らない、と先程決めた七海だが、初めてで色々戸惑っている晴太郎の姿を見てさすがに可哀想になってきた。  今日くらいは手伝ってあげて、これは病気ではなく気持ち良いものだという事を教えてあげた方が良いのではないだろうか。 「大丈夫です。初めてですから、このくらいで上出来です」 「うぅ……ほんと? まだ、身体熱いの、治らない……」 「ええ、本当です。あとは、私がやりますから……ちゃんと覚えてくださいね」 「うん……」

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