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22.熱くて熱くて、あたたかい3

 晴太郎の着ていた服の裾から、そっと手を滑り込ませる。するすると撫でるように脇腹、背中を下から上へ滑らせ、ゆっくりと着ていたものを脱がせる。  すると、くいと弱い力で晴太郎に服の裾を引っ張られる。七海も脱げ、と訴える彼の視線に気付き、上に着ていたものを脱ぎ捨てる。ぱさり、と床に衣類が落ちる音がした。  首筋、鎖骨、胸へと触れるだけのキスを落としていく。途中、小さな胸の突起にキスをすると、ぴくりと身体が跳ねた。気持ち良いのだろうか。もう片方の突起を、指の腹で優しく押し潰してみると、彼の口から甘い吐息が漏れる。 「ぁ、んっ!」 「……気持ちいいですか?」 「んっ、や……ちょっと……くすぐったい、かも」  指に少し力を入れてくりくりと捏ねると、だんだん硬くなってくる。晴太郎は熱い息を吐きながら身を捩る。気持ち良さとくすぐったさの混じった未知の感覚に、少し戸惑っている様子。まだここでとろとろに気持ち良くなるのは、難しそうだ。  硬くなってきているので、少しは快感を拾うことが出来ているようだが、直接的な快感には繋がらないらしい。小さな快感が焦ったいのか、七海の脚に擦り付けるように腰がゆるゆると小さく揺れている。  きっと、こんな小さな快感だけでは辛い。触ってもいいのだろうかと少し迷ったが、するすると背中から腰を撫でるように下へ下へと手を滑らせ、彼のスウェットと下着のゴムへ手を掛ける。すると、脱がせやすいようにと恥ずかしながらも彼は腰を上げる。露になった彼の自身は、余裕なく勃ちあがり、桃色の先端に透明な蜜を滲ませていた。  羞恥に震えながらとぷりと蜜をこぼす彼の姿を、七海は綺麗だと思った。無意識にごくりと喉を鳴らす。包み込むようにそれに触れると、手の中でびくびくと跳ねたのが分かった。ゆるゆると上下に扱いてやると、さらにとろとろと蜜を溢れさせ、七海の手をしっとりと濡らしていく。 「ぁ、ん……や、まって、ななみ……っ」 「……気持ちよく、ないですか?」 「んっ、いいけど……そんな、されると……すぐ、イきそ……っ」 「いいですよ、イって」 「や、ぁ、ああ……っ!」  ぐり、と指の腹で先端を擦るように刺激してやると、手の中のものはドクドクと脈打ち勢いよく精を吐き出した。脱力しきった晴太郎は、くたりとシーツに沈んだ。大きく胸を上下させ呼吸を整えているうちに、七海はベッドの脇に放置してあった紙袋から目当てのものを取り出した。

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