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曽根柾斗⑤

「うわっ、かかっちゃった。」 結城君の精液がかかった男がそれを手で拭う。一応、急所にならない部分を殴ったとは言え元気そうだ。 「それにしても悪趣味〜。エッチを誰かに見せたいなんて。ね?兄様。」 「違うよ。他人に見られながら快楽に負けちゃう結城君の顔が見たかっただけ。俺自身にそんな趣味はない。」 「えー、本当?まぁ、どうでもいいけど。それにしても、学園のガンを退治しつつ、その欲望を果たすなんて相変わらずだね。」 ちらりと不良共を見ると、殆ど意識がないようだった。 今回の目的は2つ。 学園で強姦紛いのことをしている不良共の処理。 もう一つが結城君を人の目の前で犯し、その顔が歪むところを見ること。 目の前にいる腹違いの弟に頼み、不良共に近づいてもらった。その対価として、結城君と俺の性行を見せた。 「お前の視姦趣味よりはだいぶマシだと思うけど?」 「そう?俺は兄様の好きな子を虐め抜いて挙句ドMに仕立て上げちゃう方がやばいと思うけど?」 今まで付き合った子は簡単にドMに成り下がった。 まぁ、でも、結城君は無理だろう。意固地だし、貧乏魂強すぎだし。 それに、生徒会の共有物でもある。 俺に落ちることはないだろう。 「それで?この後どうするの?」 「連れて帰るよ。流石に無理させちゃったからね。お部屋で慰めエッチ。」 「うわー、可哀想…。気絶後にまたセックスとか。」 確かに普通なら嫌がるだろう。でも、結城君はドMの才能があるし、何より快楽に弱いから大丈夫でしょ。 結城君を横抱きにして部屋に戻る。 この後また犯されるのを知らずに眠る結城君の額に軽いキスを落とした。

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