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早乙女鈴太郎④
ヴヴヴヴーー
音が鳴ってる。
バイブ音。
だんだんとその音が大きくなるにつれ、身体の底から快楽が押し寄せてきた。
尻から伝わってくる振動。
バッと目が覚め、身体が飛び跳ねた。
暗い。
目を開けたのに、辺りは真っ暗。
訳も分からない状況。
そうだ、早乙女!
早乙女がいるはずだ。
「おいっ、どこだ。外せ、早乙女!」
手も足も繋がれている。
視覚を奪われている今、だんだんと恐怖が覚えてくる。
「なぁ、頼む。なんか言ってくれ…。頼むから。ひぃやっ!」
急にバイブが強くなる。もじもじと足を擦り合わせる。前の衝撃がないからこそ、前に刺激が欲しくなる。擦って、イきたい。
「んぅっ…。頼む、頼むから。前っ、前も触って…。頼む…。」
「ユーキ君のえっちぃ。」
「さ…おとめ…。」
「ほらっ、目隠しだけ取ってあげる。」
ばっと広がった世界。
眩しくて何度も瞬きをした。
両手両足は未だに縛られたまま。
尻にはたぶん、バイブが入ってる。
未だに振動が響く。
自分の置かれた状況を想像し、吐き気がした。
「ごめんねぇ、僕、他のみんなと違ってぇ、力がないからぁ。暴れられたら大変なんだぁ。」
「はぁ、はぁ…。これ、とって。」
「とってあげてもいいけどぉ、解しとかないと、痛いのはユーキ君だよぉ?」
「どういう…ひっ…。」
早乙女はふりふりのスカートの中から凶器を取り出した。凶器と言っても刃物ではない。恐ろしほどデカい逸物だ。
「なんでっ、そんな…。」
「僕の大きいからねぇ。」
そう言えば、初めて犯された時も早乙女のちんこはデカかった記憶がある。ただ、早乙女の可愛らしい顔からは想像できない大きさだ。
「僕のは1番大きいんだよ。だから、ユーキ君に遠慮して最後にしたんだぁ。」
「最後って…。」
「生徒会の中で1番最後って意味ぃ。ちゃんと順番決めてたんだよぉ。
1番初めは言い出しっぺの会長ぉ。2番目は比較的ユーキ君に優しい財君でしょぉ。それでぇ、3番目は菊ちゃん。菊ちゃんもユーキ君に優しかったでしょ?でぇ、キチガイの柾君。本当は僕と柾君でぇ順番迷ったんだよぉ〜?でもぉ、僕のここ大きすぎるからぁ、裂けちゃったらダメだってぇ。酷いよねぇ。
まっ、僕もユーキ君のことだぁい好きだから、傷つけたくないし良かったんだけどぉ。」
そんな順番が影で決められていたなんて聞きたくなかったんだけど。
なんだこいつら。
仲良く5人で話し合ったのか。
それはそれで笑えるぞ。
「まっ、つまりぃ、僕のいきなり挿れたら裂けちゃうかもしれないからぁ、玩具でまずは優しく解してあげよーって。」
まったく、余計なお世話だ。そんなこと気にするんだったらそもそも挿れるなっ!
「んぅっ…。」
「気持ちいい?」
「うっさっ…。」
心の中でいくら皮肉を言っても、実際には快楽に負ける身体。
そう言えば、この1週間5人とやったのだ。
初めは会長に、次に財前に、そして副会長、曽根、早乙女。
なんだこれ、俺、犯されすぎだろ。
恥ずかしい。
恥ずかしくて死ねる。
もうやだ。
やだ、やだ。
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