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早乙女鈴太郎⑤

「泣いてるのぉ?可愛い。」 ちゅっとほっぺにキスされた。 「やめろよ、もうやめて、取って、これ、取って。」 男としての自尊心が蘇る。俺はなんで犯されている。俺はなんでこんな目にあってる。女じゃない。女じゃないのに、なんで…。 「ユーキ君、僕だから言えることだけど、男とか女とか、気にしてたら辛いよぉ?」 「でもっ、でも、俺は俺はっ、男として生まれて、男して育って、俺は、男だ。 女の子が好きで、男で、こんなの挿れたりしたくない。 なんでっ、なんでお前らはみんな俺の意志を無視するんだっ! 何が、何が好きだ! 愛してるだ! ただの強姦だ。 レイプだ! こんなの無理やりしてるだけだろ…。 お前らはいいのかよ、これでいいのか?気持ちの入ってないセックスなんてただ虚しいだけだろ?」 「ユーキ君は、虚しいの?」 「は?」 「ユーキ君は一回も本気で嫌がったことないでしょ?」 「は?ふざけんな。俺はっ…!!」 「じゃあ、なんで逃げないの?今までのそれこそ無理やりだからこそ写真でも録音でも撮ればいいでしょ〜?それでぇ、警察にでも行けばいい。でも、ユーキ君はしなかったぁ。ユーキ君はそれを思いつかないくらい馬鹿じゃないでしょ?」 「それはっ、母さんが!!」 「ユーキ君のお母さんを楽にさせたい〜?でもぉ、お母さんはユーキ君に無理して寮に住んで欲しくはないんじゃなぁい?それにやり方によってはぁ、僕たちを脅すことだってできるんだからぁ。なんでしないの?」 そんなの、やれる筈ないだろ…。 脅すなんて、そんなの…。 「ふふっ、わかってるよぉ。ユーキ君は優しいもんねぇ。でもぉ、逃げ場あるのに逃げないのはなんでかなぁ…?」 訳も分からず、涙が出た。自分が分からない。本当の自分は男を欲してるのか。俺は…?俺は…。 「ちがぅ…。ちがうのに、なんで…?なんで、俺。」 「はぁ、もぉしょうがないなぁ…。こんな落とし方可愛くなぁい。ユーキ君、ユーキ君は男の子でしょ〜?」 「うん。俺、男だ…。」 「なら、快楽に弱いの当たり前だと思わなぁい?だって、男子高校生なんてエロいことしか考えてないでしょ〜?」 「お前も?」 「そうだよ〜。菊ちゃんなんてたぶん脳内で永遠にユーキ君のこと犯してると思うしぃ。好きな子で妄想するのは当たり前でしょ〜?だからぁ、ユーキ君が快楽に弱いのはぁ、男の本能だよぉ。思春期だよぉ?ね?だいじょーぶでしょ?」 俺、仕方ないのか…。 そっか。 それなら仕方ないよな…? だって男だし。 気持ちいいことに逆らえないのも仕方ない。 「さ、おとめ、俺、ちんこ擦りたい。イキたい。」 「だぁめ。僕もユーキ君の中に挿れたいの我慢してるもん。」 「じゃあ、挿れていいよ。今日だけだから。」 「ぁぁぁあ!もう、可愛いなぁ。好きだよぉ、ユーキ君。」 早乙女の大きなちんこが俺の尻にピトリと触れると、さわさわと擦られる。 そして、玩具を抜かれたあとに、ぬっぽりと侵入してきた。尻の穴が広がる感覚。狭い。分かる。今までのどのちんこよりデカくて太い。苦しい。 「ぁぅっ…。」 「まだもう少し。」 広がる。未開の場所に、知らないたどり着いたことのない場所に。 「はぁ、はぁ、どぉ?ついたよ。」 「痛い…。」 「うーん、やっぱりぃ。ほら、ユーキ君のおちんちん僕が触ってあげるから。気持ちいいことしながらなら奉仕できるでしょ〜?」 「んっ…。」 腹の違和感が拭えない。息がし辛い。ただ、前からの刺激だけではない何かが襲ってくる。 「うぅっ、んっぅ!」 「ほら、声抑えないでぇ。だいじょーぶ。だいじょーぶだよぉ。辛くない、きもちぃでしょ?」 「あうっ…はぁ、あっ、あぁぁ、あつっ…。あつい…。」 「ゆっくり、ゆっくり、ほら、きもちぃ、きもちぃ。」 「んぅ、やぁぁ、んっ!どして、なんか、くるっ…。イくイくっ。」 「いいよ!イッて!ほらっ、ほらぁ!!」 ぱちゅぱちゅっていやらしい音が響く。大きいのが尻の中で暴れ回る。それに、俺はおれは、おれは…。 「イくっ!」 ちんこから精液が飛び出した。白濁のそれはベッドに散らばる。それを見て、俺はなんとも言えない恥ずかしい気持ちになった。

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