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早乙女鈴太郎⑥

ユーキ君がイッた後、少し間を置いてからもう一度動き出した。 ユーキ君はそれに驚いた様子で、こちらを見た。 「だめだよぉ、ユーキ君。まだ僕イってないんだから。」 「もぉ、無理。やめて。」 頬を赤く染め、漏れ出る息がいやらしい。 僕は分かるよ。 可愛らしい女の子みたいな僕とヤッて、初めて女の子を抱く気持ちを抱いていたでしょ? でも、実際には抱かれているのは自分の方で、悔しくて辛くて男としての尊厳を踏みにじられている気分になって。 でも、気持ちがいいのは止められないんだ。 なんて、なんて、愛おしいんだろう。 昔よりもっと、1日が経つにつれ愛しさが増してくる。 そして、こうしてやっと抱くことができた今、僕は最高の気分だ。 「ユーキ君、だいじょーぶだよぉ。僕がイッたら今日は終わり。まぁ、でも、僕遅漏だけど。」 パンパン! ぐちゅくちゅ。 音が響く度にユーキ君は必死に目を瞑る。 目尻を舐めて、上目遣いで見てくるユーキ君にああ、だめだと思った。 今日はこのくらいにしてあげよう。 じゃないとユーキ君が壊れてしまう。 また、今度。 会長が変なゲームをし出したせいで好きな時にヤレないのは残念だけど、まぁ、ゲームに穴があるなんてザラだよね。 「ユーキ君、イくよ。んぅ…。」 「んぁっ、あぁぁぁ。」

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