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絶対調教⑤
誰もいなくなった部屋では俺の中で震える玩具のバイブ音がやけに響く。
たまに漏れる自分の声が気持ち悪い。それに、目の前のプロジェクターに映し出される自分の姿がさらに羞恥心を沸き立たせる。
快楽で歪む自分が、玩具によっていいようにされる自分が目に焼き付く。
それでもなお、高まって行く快楽でもう、訳が分からない。
薄暗い室内で、時間さえもわからない。
一人でいる空間が、日差しが当たらない空間が、終わらない空間が、怖い。涙が止まらない。
寂しい。
辛い。
助けて。
「たす、けて…。ひっくっ、ひゃうっ、うぅぅ、おねがっ、たすけて。たすけて、たすけて。」
どれだけ待っても、来ない。
俺が、認めないから?
気持ちいいこと、認めないから?
それなら、もういっそ…。
でも、でも、恥ずかしい。
あんなの、いえない。
でも、それならいつここから解放されるの?
終わらない快楽が、イクことのできない快楽が一生続くの?
「ゃだ、やだ、やだやだ、やだ…。お願い、なんでもするから助けて。お願い。なぁ、頼むから…。言う…から…。だから、お願い…。」
遠くからカツカツと足音が聞こえた。久々に聞こえた他人の音に顔を上げ、扉をじっと見つめた。
「早乙女っ!曽根っ!」
やっと姿を現した二人にホッと息をついた。
「言わないの?」
「あっ…、うっ…。」
「いいの?また、行っちゃうよ。今度は何時間放置しよっか?」
「おねがっ、お願いします…。お、おれの尻にちんこ突っ込んで。お願いっ!」
「んー、結城くんにしては頑張ってる方だけど、やっぱりここで甘やかしたらダメだよね。ってことで、やり直し。」
「やり直し?なんで、どうして?」
「仕方ないから今回だけは教えてあげる。ほら、ここはおちんちんっていうの。」
「ち?」
まだ異物が入ったチンコを持ち上げて、そう告げる。
「そして、ここはアナル。分かった?」
「アナ…ル?」
「そう。ほらっ、言って?そしたら、気持ち良くしてあげる。」
「うぅっ、俺のあなるに曽根と早乙女のちっ、おちんちん挿れて?」
「結城君は淫乱でしょ?そしたら、それも言わないと。気持ち良くなりたいのはお尻だけ?」
「ゔぅぅ…。淫乱な俺の、結城のおちんちん舐めて。触って。曽根と早乙女のおちんちんを結城のアナルにズポズポ嵌めて、挿れて。お願い。」
曽根の顔はまだ冷たい。
なんで、まだダメなのか。
もう、心も身体もズタズタなのに、まだ、まだダメなの…。
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