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男の娘の魅力③

「ユーキ君。ほら、集中してぇ?もうすぐエンディングだよぉ。」 早乙女が胸を押し付けてくる。 ふにって…。 「なんで、胸…。」 「えー?気になる〜?」 上目遣い。 上目遣い。 上目遣い…。 綺麗な瞳。 ぷっくり膨れた唇。 美しく整った鎖骨。 その中に潜んでいる…。 「ユーキ君のえっち。」 「ひっ、ちがっ!」 「でも、気になるんでしょ〜?ほら、ユーキ君なら触ってもいいよぉ。」 手を掴まれ、胸元へと近づけられる。 「うっ…。だ、だめだ!こんなの…。」 「いいのぉ?ほんとにぃ?」 喉を鳴らす。 だって、仕方ないだろ。 俺、童貞だし。 目の前に男だけど、絶世の美少女がいるんだから。 それもあっちから誘って…。 いや、だめだ。付き合ってもないのに触るだなんて、倫理に反している。 「意気地なしだなぁ。でも、ユーキ君。ユーキ君のそこふっくらしてるよぉ…。僕と一緒。女の子の格好してるのに、そこ膨れ上がってるの、不思議だねぇ?」 「やめっ…。」 触らない。触ってないけど、なんでこんな背徳感味わなきゃいけないんだ。 「な、何もしないって言った。」 「僕は何もしてないよぉ。」 してないけど、してるだろ。 「ねぇ、ユーキ君。ユーキ君は今女の子なんだよぉ?ねぇ、だからぁ、女の子のイチャイチャしても別にいいと思わない?」 自分の姿を思い出す。 確かに今はピンク色のふりふりワンピースを着ている。間違いなく自分は男のまま。 でも、女の子の格好をしている。なら、女の子みたいに戯れてもいいのかもしれない。 いいのかも。 早乙女をソファの上で押し倒す。 微笑む早乙女は本物の女の子より可愛い。 胸元のボタンを外す。 開かれたそこにはまっさらな胸板。ピンク色の突起を掴んで、擦る。潤んだ瞳。真っ赤な頬。少し垂れた唾液。 「さ、おとめ…。」 「ユーキ君…。」

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