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男の娘の魅力⑤

「早乙女、キス、していい?」 「いいよぉ。」 ピンク色の唇が触れる。紅くてとろとろな舌が口の間から侵入して、敏感な口内を暴れ回る。それがとても気持ちが良くて心地いい。 たらりと唾液が垂れるのを感じながらも、その甘い唾を交換し、また溢れるまで舐め続ける。今日はやけに優しく突いてくれる。 だけど、それがなんだか物足りない。ついには自分から尻を突き出してしまった。 己のその行動に気づいた時には、早乙女は笑いながら激しく突いてくれるようになった。 「ユーキ君、かわいい。そんなに欲しかったんだねぇ。いいよぉ。もっともっと、激しくしてあげるねぇ!」 腰を振る速度が上がる。 奥へと突かれるたび、俺の身体も快楽を得る。 拒否なんて出来ないほどに己の欲望を抑えられなくなった。 そして、否定できないくらいに己の欲望に忠実になった俺は、まるで淫乱のようにその愛を感受し続けた。 「あっ、あんっ!んぅっ、あっあっ、あうっ!はぁはぁ、んんうぅうううう!!ああ、ああああああぁぁぁぁぁ!」 遠くで何かを呟く声が聞こえる。 「好き。好きだよ。ユーキ君。愛してる。」 その言葉は間違いなく自分の為に発せられたもの。だけど、その愛は本当に愛なのか。父が俺を捨てたように、簡単に捨てられる愛なんじゃないか。 眠気に負けて意識を投げ出す。 その答えを得ることはできないまま。

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