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社交界③
会長に連れられ、ホテルの一室へと入る。ベッドに腰掛けると、会長から冷たい水を渡された。
「結城は本当に頭がいいはずなのにバカだね。」
「は?」
ポスリとベッドに押し倒される。持っていた水は溢れ、グラスはカラカラと床に転がって行った。
「かいちょっ!」
跨られ、身動きが取れない。熱もまだ引いていない。力が思うように出せない。会長は悠々と笑いながら俺のネクタイを解いた。
「結城、気持ちいいことしようか。」
「えっ…。」
俺のネクタイを両腕に巻き付ける。そして、会長は自分のネクタイも手にかけた。
覗いた鎖骨はなんだかすごくエロかった。
「ん?結城、どうしたの?」
はっ、俺は今何を…。会長はくすくすと上品に笑い、俺の頬を撫でる。そして、自身のネクタイで俺の視界を塞いだ。
「ええ…。なにを…。」
「一度、やってみたかったんだ。」
会長の姿はネクタイのせいで見えない。なのに、会長が楽しそうなのは伝わって来た。
「ほらっ、目が見えないと、いつもより感じるでしょ?」
さわさわと身体を撫でられる。次どこを触られるのか分からない。だからこそ、いつもより身体は敏感になっていた。
「んあっ!」
乳首をつねられた。
キュッと股を閉じる。
尻穴が疼く。
会長の手は徐々に下がっていき、俺のズボンのジッパーを下ろした。
「ふふ、結城。濡れているね。」
パンツ越しでちんこを撫でられる。腰が無意識に上がる。
「可愛い、結城。」
会長はいきなり、俺のズボンとパンツを下ろした。パサっと床に衣類が落ちる音がした。恐らく、真っ裸になった下半身。会長は直に俺のちんこを撫で始めた。くしの部分から先端のかりの部分まで。丁寧に扱く。
「結城、気持ちいい?」
男なら気持ちがいいに決まっている。
なのに、俺が欲しているのは…
そこじゃない…。
「かいっ、ちょ…。早く…。」
「なに?何がほしいの?」
「おちんちん、ちょーだい。お願いっ!会長のおちんちんちょうだい!うむっ!」
会長のちんこが入ってくるのを感じた。いきなり開かれた穴は素直に快楽を受け止める。
「ひゃぁあ!そこっ!気持ちいい…。んんぅ、早く動いて…。」
擦って!
もっと、気持ちいいとこ触って!
「んぅあああああ!」
ぱちゅぱちゅっ!!いやらしい音が響いてくる。視界が見えない分、音が、感触がいつもより多く感じられた。
時折、いたずら程度に胸を撫でられる。それがまた快楽を呼び起こした。ただ、一つ。恐怖だけが胸に残る。会長が触っているのに、何度も犯された相手なのに、いつもより怖い。初めて犯されたあの日なんかよりももっと、怖い…。
「かいちょっ!」
「ん?なんだい?」
「ネクタイ外して…!!」
「どうして?」
「会長の顔が見たい…。」
ふっくらと大きくなる会長のちんこ。
中の圧迫感が増す。
「なんで、大きく…。」
「結城が可愛いことを言うから仕方がないよ。それより外してほしい?」
「んんっ!外しって…、」
「そう…。これはこれでよかったんだけどね。でも、確かに僕も結城の顔がちゃんと見たい。」
ひゅるっ!
視界を覆っていたネクタイが外れた。
やっと開かれた視界にホッとする。しかし、すぐに中に入っていたちんこが暴れ出す。
「うゔゔゔん…。」
不思議な感覚だった。これだけ嫌だと考えているのに、会長の顔を見た瞬間に、ホッと息をつくなんて。会長の顔を見た瞬間に、我慢していた快楽の感受を素直に受け止めるようになるなんて。おかしな、話だ。
「結城、こっち向いて。」
顔を上げさせられ、会長とキスをする。
深い深いキス。
舌と舌が絡まり、唾液の交換をする。
「結城、可愛い僕の結城。絶対に離さないから。」
狂気の含んだその言葉と共に俺と会長は同時に果てたのだった。
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