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準備とコスプレ④

「騙された…。」 「本当は期待してたんじゃないのぉ?」 「してない!」 「その割にここはふっくらしてるけど?」 スカートの中身をさすさすと撫でられる。副会長に連れて来られたのは仮眠室だ。やけにベッドがでかいなと思ってたけど、やはり不純な動機で置かれていた。 「んふふ〜、ユーキ君が女の子で僕が男の子の格好してるのも中々面白いね。でも、今日は僕も執事でユーキ君がメイドだからご主人様の役は菊ちゃんになるね。」 改めて軍服を着た副会長を見つめる。 いや、待て待て。軍だって仕える側だろ。 違う。 ツッコミ場所が違うだろ、俺よ。 「約束通り脱がせてはあげるからね。」 なんで俺。こんなに簡単に騙されるんだ。 「南。優しくする。だから、いいか?」 「いや、だめっ!うわっ!」 副会長は自身のズボンのチャックを下ろし、その中からギンギンに勃った逸物を取り出した。いつもとは違う格好にどきりとする。 「メイドと軍人って意外といい組み合わせだね。」 呑気な言葉。俺は今、それどころではない。側からどう見られようが、自分の立場は変わらない。中のパンツを脱がされ、腰を持ち上げられる。香油を垂らされ、指で解される。いつも通りの手順。でもメイド服のせいか、自分がいつも以上に興奮している気がする。 「ユーキ君。僕も気持ちよくして?」 早乙女のでかいちんこが目の前にボロンと出される。いつも通り、そう、いつも通りにそのちんこを口に含む。 初めは先っぽから舐めて、下へ下へと降って、そして口に大きく咥えた。口いっぱいで顎が外れそう。 そういえば、早乙女のちんこを咥えたことなかった気がする。舌でちろちろと舐めて、徐々に顔を上下に振り、先だけじゃなく喉の奥の方まで届くように咥え込んだ。嗚咽しながら、必死で舐めまわす。疲れてきて、そっと口を離して息を整えた。唾液が口から溢れ、口元から垂れる。 「えっろぉい、ユーキ君。本当に日に日に淫乱になるから嫌になるよねぇ…。ほら、休んだらまた咥えてぇ?」 後頭部を掴まれ、無理矢理咥えさせられる。噛まないように注意しながら口を閉じる。 「ひゃう!」 舐め続けている途中、後ろから敏感なところに刺激が走った。副会長の指だ。そして、ぴたりと尻穴に温かな物体が触れた。 「南、挿れるぞ。」 男らしい掛け声からぬっぷりと柔らかくなった尻穴に大きな逸物が挿入してきた。その逸物は俺の中の気持ちいい場所を思い切り擦っていく。今もなお、口の中には早乙女のちんこが入っていて、器用に対応できない。だけど、前からも後ろからも責められて、気持ちがいい。 「んー、せっかくコスプレしてるんだからコスプレ感出していきたいよねぇ。」 俺にデカいブツを咥えさせながら、早乙女は言い放った。 「菊ちゃん何か案とかないの?」 尻を突かれながらで、それでもなんとか早乙女の声を聞き取った。副会長が一瞬、動くのをやめた。 「南。ご主人様と言ってくれないか?」 言ってくれないか…、 言ってくれないか…、 言ってくれないか? 副会長から一生聞きたくなかった言葉が聞こえてきた。 「確かに、それは僕も聞きたいなぁ。」 聞きたいなぁじゃない。 「言わないからな!」 「えー、あっ、じゃあ菊ちゃん耳貸して。」 ごにょごにょと2人で話し合ってる。 なんだ、なんか嫌な予感が…。 離し終えた2人はこちらを向く。そして、副会長がうつ伏せ状態の俺を仰向けにした。 中に入ったままぐるっと回され、中に大きな刺激が走った。既に疲れ切っている俺に、副会長は言い放つ。 「結城。俺が必ずお前を護る。」 耳元で。 呼んだこともない下の名前で俺の名を呼ぶ。 それが軍人ぽさかどうか分からない。 ただ、俺の理想である副会長からの言葉は正しく効果は抜群だった。 「ふぁい、ご主人様…。」

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