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ホラー映画鑑賞会②

以下、映画の内容である。 『アンは家族と一緒に別荘へ来ていた。 管理人の子供のシーナと仲良くなったアンは2人で楽しく遊んだ。そこで不思議な絵日記を見つけた。女の子2人が遊んでいる日記だ。アンはまるで私たちだと笑った。 その夜、変な夢を見た。 絵日記に描かれていた女の子が絵日記を指差している夢だ。 不安になったアンはシーナに相談した。すると、シーナはもしかしたら呪いの日記だったのかもしれないと告げた。曰く、この別荘にはごく稀に日記を見つける人がいるらしい。その人は必ずどこかへ消えてしまうらしい。 シーナは泣きながら告げた。 アンも怖くなり、家族に訴えた。 しかし、子供の戯言だと信じてくれない。 アンはその場で立ち尽くす。するとシーナがどうにかなるかもしれないと顔面蒼白のまま言った。どうやら、絵日記に続きを描けばいいらしい。そして、絵日記の通りに過ごす。それだけらしい。 アンはその夜に絵日記を描いた。簡単に外で遊んだとだけ。 しかし、翌日は生憎の雨だった。雨が激しく降り、絶望するアン。そこにシーナが来て、手を引っ張った。 一緒に助かろうと言うシーナ。 アンは大きく頷いた。 大雨の中、アンは外で遊ぶ。そして、雨が上がった。別荘に戻ったアンは両親にこっぴどく怒られた。しかし、アンの表情はどこか晴れやかだった。 そして、アンの夏は終わった。帰る寸前、管理人が見送りに来てくれた。シーナの姿はない。不思議に思い、管理人に尋ねた。管理人は言った。私に娘はいないと。アンはその場で固まった。 じゃあ、シーナは? シーナはどこへ行った? 別荘に走る。 机の上にあの絵日記が置かれていた。それを見つめる。恐る恐るそれに手をかける。ページを捲る。心臓の音がやけに大きく聞こえる。音が激しく高鳴る。絵日記の最後のページ。 シーナがいた。 血だらけのシーナが。 ヒヤリとした風が通り過ぎた。 アンは恐る恐る後ろを振り返った。』 「ぎゃーーー!」 エンディング。 しっかりと俺の目には血だらけのシーナが映った。目に涙が溜まる。 「まぁ、想像通りだったな。」 「確かに。分かりやすいエンディングだったね。でも、これが公開されたのだいぶ昔だったみたいだから、先生が言っていた通りの評価はあってもいいのかも。ユーキ君はどう思…。」 にたぁと笑う顔。 ピリピリと背中に電流が走ったように感じた。 「涙目だよ、結城君。」 「う、煩せぇ。」 「お前、怖いのか?」 「こ、怖くない。」 2人が顔を見合わせる。 にたぁ…。 ある意味血だらけの少女より怖い顔。 ガクブル震える俺。 「結城君。」 「なんだよ。」 「安心してよ、今日は何もしない約束だったから。結城君がお願いしない限り何もしない。」 「あた、当たり前だろ!」 「さっ、一本見終わったところだし、部屋戻ろうか。」 「もう、帰るのか?」 しまった…。慌てて口を塞ぐ。 「なんだ、結城こえ〜のか?」 皐が笑う。 ついでに柾斗も笑ってる。 俺は1人カタカタと震えていた。 「別に怖くない!」 「なら、いいだろ。戻るぞ。」

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