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夏合宿⑱
なんか変。下半身に違和感がある。
「んっ!」
あれ、なんか気持ちいい?
尻が奥の方を刺激してる。
「あっ…!ちょっ…やめっ!」
にゅぷにゅぷ出入りしてる。なんな、変だ。そこ、そこついたらだめ、気持ちっ!
「うえっ…、な、なにこれ。」
「あっ、ユーキ君起きたぁ?」
「鈴…?なんで、ひゃうっ!なんで、挿れて…!」
「んー、ジャンケンの結果かなぁ。」
「は?何言っ…え…?」
漸く視界がはっきりして辺りを見渡すと、生徒会メンバーが勢揃いしていた。
「は、は、は?何この状況。」
「俺が説明しようか?結城君。」
俺の両腕を拘束していた柾斗がニッコリと笑って言った。訳もわからずそのままこくりと頷いた。
「まず、夏合宿も終わり。さぁ、最後の夜は結城君とえっちなことをしよう〜!ってなったんだ。」
いや、なったんだじゃねーよ。勝手に決めるなよ。当事者置いてけぼりじゃねぇか!
「で、じゃあ誰が結城君とするかってなったんだけど、やっぱりみんな結城君としたいから、なら、取り敢えずジャンケンで順番決めて行こうかってなったわけ。分かった?」
「一寸たりともわからねぇよ。」
「結城君は本当に頭が弱いなぁ。本当に特待生?」
よし、殴る。腕に力を入れるが全体重をかけられているせいか全く動かせない。悔しくて睨むが柾斗は知らんぷりだ。なんなんだあいつ!
「んあっ!ちょっ…、鈴、急に奥っ…やめろ…。」
「えー、ユーキ君が柾君にばっかりお話しするからだよぉ。今は…僕の番でしょ?」
「…ちょっ、いきなりやめろぉ…!そこ、つくなぁ…!」
ゴリっと奥の気持ちいいところに擦れる。身体が跳ね、軽くイキかける。
「ユーキ君、急に奥絞めないでよ。いつもと違ってイッたら交代なんだから〜。」
「はよ、イケ。」
皐が鈴の頭をこづいている。
「ちぇ〜、だって僕、これでイッたら終わりなんだよぉ〜?そんなのつまらないじゃん。」
「じゃんけんの結果だろ。さっさと変われ。」
「変われったって、皐君は4番目でしょ〜?まだまだ先なんだから、お行儀よく待っててよ〜!」
「うるせぇ。こいつが体力尽きる前にやり終わんねぇと話になんねぇだろ。」
「む〜、仕方ないなぁ。じゃあ、ユーキ君。」
「なんだっ…ひっ…、やめっ…、はやい…、そんな強くつくな…。うっひぅ…!あっう…あっ…んんっ!あん…!ん゛ん゛!」
「ユーキ君。ごめん、先にダしちゃうから、ごめんね!ん〜!けほっ…はぁ…。」
デカいのが抜けてく。ああ、でも中途半端のまま。少しでも触れたらイキそう…。
「じゃあ、次は俺だね。」
「は!ちょっと待って、まだ少し待って!」
柾斗はきょとんとした顔をし、頷いた。ホッと安心する俺を他所に笑顔で俺の尻にちんこをぶち込んできた。
「んああ!」
いきなりの出来事。安心しきっていた俺に降りかかってきた突然の快楽に身体中が震えた。
「な、なに挿れてんだ!待ってって言ったのに…。」
「ん?ああ、気持ちいいでしょ?」
「ちがっ!ぁんっ!やっ、そこ、だめ、だめって、すぐにイッちゃうから…。」
「…うーん。それは良くないね。結城君がイっても交代だからね。あっ、じゃあ、ここ、握っててあげるよ。」
ギュッと握られた俺のちんこ。ひゅっと身体が凍え上がる。そこはそう簡単に握られていいものではない。
「や、やめろ、ふざけてんのか。」
「俺だけ秒で終わりなんてそんなの良くないと思うんだよ。ねぇ、結城君、イきたいときはなんで言うんだっけ?」
悪魔だ。悪魔…恐ろしい悪魔…。
「うぅ…。」
「ほら、早く!いつもみたいにさ、みんなにおねだり聞いてもらおう?」
視線の数が多い。見られてるし聞かれてる。恥ずかしいのに、イきたい。から、口が勝手に動いた。
「…結城のお尻ズコズコついていいからイカせて…、お願い。」
「あはは、分かった。」
柾斗は笑いながら、握ったちんこはそのままに思いっきり奥をついた。全身に電気が流れたかのように快楽が襲った。本来なら射精するほどの快楽だったはずだ。だが、柾斗は俺のチンコを握ったまま、入り口を押さえている。頭がぼーっとする。イキたいのにイケない。
「痛い…、ちんこ…痛い…。」
「曽根…、結城を虐めるな。」
「えー、菊臣君が結城君と早くヤりたいだけでしょ?結城君も俺もまだイッてないよ?」
菊臣先輩が柾斗の肩を抑えている。どうやら、俺の味方は多いようだ。柾斗だけでなく、楓さんも追い打ちをかけるように柾斗を止めた。
「柾斗、僕は結城がイッたように見えたけれど。快楽を与えるならともかく痛みを与えるのは少し僕の考えに反するよ。」
「…まぁ、今日はみんなでする約束だしね。仕方ないか。」
ぬぷりと尻からチンコを抜かれる。
「あうっ。」
その反動で軽くイッた。
「なら、結城君、舐めて?」
「は?」
「俺だけイけないなんて酷いでしょ?」
「そんなことっ!」
「菊臣君もそれくらいならいいでしょ?」
「俺の番だ。」
「菊臣君もあとでやって貰えばいいよ。」
「…分かった。」
「いゃっ!待って、俺、無理…。」
涙が出そうになりながら、柾斗と菊臣先輩を止める。
「大丈夫、大丈夫、結城君ならいけるからさ。」
柾斗が口元にチンコを近づけてくる。たぶん、何を言っても聞いてくれない。俺は渋々柾斗のちんこを咥えた。
「卑猥だね。ほら、後ろ向いてて分かんないだろうから教えてあげる。今から、菊臣君が結城君の小さいお尻の孔におちんちんぶち込むよ。ほら、ゆっくり。」
「あ゛ぁ!んっ!」
菊臣先輩の大きいのが入ってくる。ゆるくなった尻穴はすぐに飲み込んでいく。
「ほらほら、口離しちゃダメでしょ?」
柾斗のチンコが喉の奥に押し込められる。唐突に入ってきたそれに吐き気を催す。
「あらら、ちょっと強く押しすぎた。」
「おい、曽根。南に無理をさせるな。」
「そんな無理させてるつもりはないけどな。まぁ、いいや。ほら、結城君、菊臣先輩が気持ち良くないって。お尻にもちゃんと力入れて。」
前と後ろ、どちらの刺激にも意識がいって、もう訳がわからない。ただ、菊臣先輩はズコズコと尻穴を犯してくる。前2人に比べて、勢いがすごい。そのおかげが、純粋な快楽に身体が震えた。
「南、大丈夫か?」
「きっくおみせんぱっ…、そこきもち…。」
「南…、くっ…もうイッていいか…?」
「んぅぅ…。だめっ…、んぅ…、俺もむり、むりむり!あ、あぁ…、でる、でちゃっ!んあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ようやく射精できた。
呼吸音が響く。
涙が横に流れた。
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