「――――……雅己……」 「……啓介……？」 「もっ回、しよ」 「え……　ん……っ？」 　ちゅ、とキスされて、と同時に布団をどけられてしまう。 　足を開かれて。奥に触れられる。 「ちょ……」 「――――……ええ？」 「……っ」 　ついさっきまで、入ってた気がするのに。 「……あんま……強くすんなよ」 「……嫌やったら止めて」 　言って、ふ、と笑う啓介が何か……エロい感じで。 　不覚にも、ドキッとしてしまう。 　……くそ。 　……なんでこいつ、こんな、無駄に、顔イイんだろ……。 　何だか悔しがってる隙に、啓介が、ゴムとローションを手に取ってる。 「……もう、入れられんの……？」 「ん」 「なんでオレでそうなるんだか　やっぱよく分かんねえ……」 「……分からんくても、なるし」 「――――……っ……」 　ローションに濡れた啓介の指が、中にゆっくり押し込まれる。 「っん……！」 　イイ所、完全に知られてる気がする。 　中、擦られて、快感があっという間に頭の中、支配して。 　すぐに体が、熱くなる。 「……んん……っ……は……っ……」 「お前の方も、すぐできそうやな……」 　ちゅちゅ、とねちっこく、首筋にキスしてくる啓介。 「……もう平気そ？」 　啓介の息が熱い。ゾクゾクしてしまう。 　指、締め付けて、そうすることでまた感じすぎて。 　ごく、と唾を飲み込んで、唇をかみしめてしまう。 「……けいすけ……」 「ん？」 「――――……ゴム……」 「今つける……」 　言った啓介の腕に手をかけて、引き寄せる。 「……しなくていいよ……」 「――――……」 　なんとなく出てしまった言葉に。 　啓介が、固まった。 「……ええの？」 「……た、ためしにな？」 　言った唇を激しいキスに奪われる。 「……ん……ぅっ……ふ……」 　あてがわれて。少し押し込まれる。 「……んん……」 　――――……あ、なんか……。 　何度か出し入れされて、段々奥に受け入れてると。 「……ふ……っ……」 「雅己……」 「――――……けい……す」 「……ん？」 「……あつい……かも……これ……」 「――――……」 　ゴム一枚なのに。感触もなんか違う……って感触って何考えてんだオレ…… 　なんだか、ぞく、として、体がぶる、と震える。 「……う、あっ……」 　一気に突き上げられた。 　一瞬息ができない。 「……っ……け、すけ……　ちょ……っ……あ……っ」 　激しすぎて、翻弄される。 「ん、んっ……　あ、ぅ……んぅ……っ」 　……熱すぎて。 　揺さぶられて、ついていけない。 「――――……っ……けい……っ……あ！……」 　突き上げられて、仰け反って。 　啓介の背にきつくしがみついたら。 「雅己……」 　熱っぽい声で呼ばれて。 　キスされる。 　奥にいる啓介を、ぎゅ、と締め上げてしまう。 「……けいすけ……」 「――――……？」 「……すげ……きもちい――――……」 「――――……」 　啓介が、まっすぐオレを見つめて。 　は、とため息。 「――――……素直んなるのも……　加減してや」 「――――……かげ、ん……？」 「……オレ、お前、抱きつぶしそう……」 「……けいすけ、こわ……」 　……本気なのかな。 　心配になりながら言うと。 「――――……お前のせいやん……」 　深くキスされて。 　ぐり、と奥を突き上げられる。 「あ……っ……」 　奥を突かれると、すこし、苦しい。 　――――……でも……　すっごい、気持ちいい。 　啓介の首に腕を回して。 　深いキスに、一生懸命、応える。