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生クリームプレイ 始まり

『ご覧ください! こちらが今話題沸騰のパスタ専門店――です 早速お店人気NO1のカルボナーラを……』 「うわぁ、すごい美味しそう!」 休日の昼下がり かなたと一緒にダラダラとテレビを見ている 「すっごい美味しそう……食べてみたい」 「確かに美味しそうだね ……そう言えば俺もカルボナーラ食べたことないな 今日の夜ご飯に作ってみる?」 「え!?作れるの?すごい難しそう……」 「うーん…… レシピみたらそこまで難しそうではないし どうせ今日買い物行く予定だったし、今日の夜これにしようか」 かなたが嬉しそうな顔をするからかわいくて わしゃわしゃとかなたの頭をなでる 「んじゃ、早速俺買い物行ってくるね」 「うん、おれ掃除しとくー」 えーっと、買うものは生クリームとベーコンと……         ーーーーー 「ただいまー」 「おかえりー」 部屋の奥から掃除機を持ったかなたが出迎えてくれる 袋を持ったままかなたに抱きつく 「?幹人、おれ今掃除してるから汚いよ」 家に帰ったときにおかえりって言ってもらえるが嬉しくてたまに抱きついてしまう 「幹人、袋置いてきなよ おれもまだ掃除終わってないし」 かなたに言われて渋々離れる 「もうちょっとで終わるから待ってー おれも一緒に作るー」 「ん、じゃあ準備だけしとく」 材料を計ってベーコンを切って…… 「幹人お待たせー、おれ何すればいい?」 「んー、……パスタ茹でて、あとサラダも作って欲しい 俺スープ作るしソースは一緒に作ろう」 分かったーと言いながら慣れた手付きで用意してくれる お互いの作業が終わったとこでレシピを確認しながらソースを作っていく 「……これ、生クリーム? 生クリームってふわふわしてるイメージだったけど、これドロドロしてる」 「ん、ちょっと飲んでみる?」 少しだけ生クリームをコップに入れてかなたに渡すと匂いを嗅いだあと飲み込む 「うえっ、全然美味しくない 生クリームって甘いと思ってたけど甘くない 喉にへばりつくし精液飲んだときと同じ感じする、うぇー」 「ちょっとかなた言い方! ……生クリームって砂糖を入れて泡立てたらふわふわで甘くなるんだよ これはその前のやつだから甘くないよ」 「へぇ……そうなんだ でも一度でいいから甘い生クリームそのまま食べてみたい、美味しそうじゃん」 ………………!

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