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二日目

「…………」 ズキズキとお尻の痛みで目が覚める 昨日のことが夢であれば良かったのに…… そう思っても昨日のことが夢ではなかったと痛みで嫌でも思い知らされる 「あ、かなたおはよう 体痛くない?大丈夫?」 「幹人……」 「朝ごはん持ってきたから食べようか」 「ねぇ幹人」 「ほら、あーん」 差し出されたものを押しのける 「かなた?」 「……幹人おかしいよ! ねぇどうしたの?昨日から訳わかんないこと言って 手のやつ外してよ!」 「…………」 ガチャガチャと枷についている鎖の音がうるさく響く 幹人は何も言わない 笑わず感情が分からない顔で黙っている ガシャンッ 幹人が叩きつけるように食器を置く 音に驚き身が竦む(すくむ) ドンッと幹人に押し倒されボフッと間抜けな音がなる 「っ、みきと」 「……わからなくなんていいんだよ、ただ 反抗してきたお仕置きしないとだめだね」 慌てて逃げようとうつ伏せになり逃げようとするけれどすぐに幹人に押さえつけられる 「み、幹人、いやだ!」 「…………」 ズボンがずりおとされ冷たいものがかけられる 「いやだぁぁぁ!うわぁぁ、い?!」 「俺これからバイトの面接行ってくるからしばらく一人で遊んでてね」 「いぎゃぁぁぁぁ!?」 おれの尻に入ったものが急に強く動き出す 気持ち悪い?気持ちいい?わからないわからない 何も考えられない 口から意味のない音が出て止まらない 気持ちよくて、怖くて、気持ち悪くて、気持ちよすぎて 「…………み、ぎと……」 ※ 「かなた、いっぱいイけたね 気持ちよかった?」 いつの間にか気を失っていたらしい 目の前に幹人の顔がある 体を動かそうとして手に着けられた枷が重くて上がらない 体も疲れて重くて精液だらけで気持ち悪いけれどうつ伏せのまま動けない 「お風呂入ろうか 枷外すよ」 「…………」 「なぁにかなた?」 こんなんこと言いたいわけじゃないけれどするっと口から滑り出ていく 「みきと、なんて、きらいだよ もう、さわ、ら、ないでよ」 シンっとあたりが静まり返る バチンッ すごい音が鳴り響く と同時に背中が背中があつく痛くなる それがおれの背中を打たれた音と気づき絶叫する けれど声が枯れて潰れた声しか出ない 何度も何度も打たれる 意識を保っていれなくてぷつりと意識が途絶える 「俺はこんなことをしたいわけじゃないんだ いや、でもこうしないと かなたが……………………おれは……」 ​─────── 「っ……!」 背中の痛みで目が覚める おそるおそる服をめくるとヨレヨレに包帯が巻かれている これ、もしかして幹人? 体もベットもきれいになってるし ふっと横を向けば隣に幹人が眠っている ……?眉間にシワがよっている 苦しそうに見える ……無言で幹人のシワをグリグリと触る ……なんで、こんなことやってる本人が辛そうな顔してるんだよ おれの方が…… 気づけばボロボロと涙が溢れ流れている 腕でぐしぐしとこすり涙を止めようとするけれど止まらない 幹人が起きないように声をひそめすすり泣く ……あれ?なんでおれ泣いてるんだ? いや、そうだじゃないか 今回も相手が変わっただけ 幹人になっただけじゃないか ……笑わないと 笑っておかないと 未だに涙がこぼれているけれど、無視して無理やり笑みを浮かべる ……そうだ、こうしなきゃいけないんだから 泣く理由なんてどこにもないだろ いつもと変わらないんだから そう思ってもどうしても涙は止まらなくて、止めることができなくて一晩中すすり泣いた

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