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木村勝編5-3 ※浣腸、大小スカ

 神嶽は蓮見の持ってきた道具の中からイルリガートルを選ぶと、事前に置かれていたスタンドに取り付ける。  一見すると点滴のようだが、点滴筒や針もついていないので、違う用途のものだとわかる。 「ひぃっ!? こ、今度はなにをっ……!?」 「安心しろ、ただの浣腸だ」  勝は神嶽の言葉を聞いてほっと息を吐き出したが、すぐにまた顔を強張らせた。  何か危ない薬の類いでも盛られるのではと肝を冷やしたが、浣腸なら良いという訳ではない。  ボトルに人肌に温められた浣腸液を流し込み、ノズルにローションを塗った長いチューブを手にした神嶽を見て、再び勝が猛烈に暴れ出した。 「や、めろ……っ! 嫌だっ! そんなのっ!」 「往生際が悪いぞ」  神嶽は勝の尻を押さえつけ、アナルにチューブを突っ込むと、無慈悲にストッパーを緩めた。 「ヒーーッ!」  勝が思わず悲鳴を上げた。徐々にチューブから浣腸液が注がれる。まずは、200mlである。  前回浣腸をしてやった時はイチジク型のもの三つ分、せいぜい約100ml程度だった。それがいきなり倍の量というのは勝にとってはハードルが高い。既に凄まじい排泄欲が勝を襲った。 「あぁぁぁ……これ、嫌だ……苦しっ……うぅんッ……」 「当たり前だ。これは躾なのだからな」 「し、躾って……なんで……俺、謝った、だろ……ぐぐぅ……」  神嶽はただ冷淡に、勝の腹の張りや、苦しみ具合を見ている。 「それだけでは気が済まないと言うのだから仕方あるまい。……ふむ、まだいけるな。次は500だ」  ボトルの中の水位がどんどん下がっていくのを、勝は信じられなさそうに見ていることしかできない。  もうペットボトル一本分もの液体が体内に、それも肛門から注がれてしまったと考えるだけで、勝は気がどうにかなってしまいそうだった。 「1000」 「ひはぁあああっ! もう、入れないでくれえぇっ……! 腹がっ……あぁっ……破裂、しちまう……!」  ここまで来ると、腹の痛みや圧迫感といったものも勝を襲う。  浣腸液はあと半分ほど残っていたが、神嶽は勝の苦悶の表情に納得したように瞬きをして、そこで注入を止めた。  慎重にチューブを引き抜くと、勝が歯を食いしばるのと同時にアナルもキュウッときつく窄まった。 「このまま最低でも2、3分は我慢しろ」 「そ、そんな……無理に……決まってるっ……はぁっ、あぁっ……ぅぐ、ぐぐうぅぅ……」 「うーん。我慢してる間暇だし、ちょっと遊んでいっすかね?」 「好きにしろ」  神嶽の了承を得て、柳が壮絶な便意に小刻みに震える勝の尻たぶを蹴った。 「ぐおぉぉっ!?」  突如与えられた衝撃に勝の腰が跳ねる。先ほどのように痛みを伴うほどではないが、そちらに意識が向いたせいで、緩んだアナルから中の液が少量ではあるがピュッと飛び出してきた。 「全部漏らしたらもう1リットル追加だからな。初心者で2リットルはかなりキツイぜぇ?」 (そ、それだけは嫌だっ! もうこんなに苦しいのにそんなに入れられたらっ、本当に腹がどうにかなっちまう……!)  慌てて括約筋を締めるものの、足癖の悪い柳に弄ばれるたび勝のアナルは収縮を繰り返し、またちびちびと漏らしてしまう。 「おい、何やってんだよ? やっぱドリル突っ込んで欲しいのか?」 「ちっ、違うううううっ! 我慢……するっ! するからっ! やめっ……あ、ああっ、ぐっんぬぬぬぬううぅぅ……!」  勝は顎が痛くなるほどの力で奥歯を噛み締め、額に玉の汗をびっしりと浮かばせながら、必死の形相でこの拷問を耐え忍ぶ。  柳は次に、革靴のつま先で今にも決壊してしまいそうなアナルを弄り回し始めた。 「ぐごッ、おごぉっ! や、め、ろぉっ……!」 「どうしてもってーんなら、漏らしても良いんだぜ。別にこちとらテメェのケツがブッ壊れるだけだし? ここにいるみーんな、むしろそれが見てぇってよ」 「ヒィイイイッ!」  勝は情けない声を上げながら、ふるふると首を横に振る。尻に全神経を集中させているものだから、もう白目まで剥きそうになっている。  さすがの勝も、身体を壊されるかもしれない恐怖を前にしては、なかなかの辛抱強さを見せていた。  神嶽に目で合図を出され、柳は少し物足りなさそうな顔をしながらもその場から退いた。 「もっ……もう……無、理ぃっ……! 学園長おぉッ! ほっ、ほんとにっ……出ちまう……っ! 浣腸……ドリルっ……嫌だあああああっ!」 「……3分経ったな。よし、もう出して良いぞ、ペナルティもなしだ。盛大にぶち撒けてみろ」 「あ……あぁぁ……っあ、はひぃっ!? 出る出る出るっ! ウンコ……出るゥゥーーッ! ぎっひいいいいいいいいいっ!!」  安堵したことで全身の力が抜け、勝の腸内で出口を求めていたものが絶叫と共に一気に噴き出してきた。  糞の混じった浣腸液がプシャアッと噴水のように辺りに飛び散り、軟らかくなった便が垂れ落ちる。更には、ジョロジョロと音を立てて床に水溜りをつくる。限界まで排便を我慢した結果、失禁までしてしまっていた。  強烈な臭いが舞台上に充満する。柳を含めた会員達は、わざとらしく鼻を摘まんだりしながらその無様な姿をゲラゲラと笑った。

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