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木村勝編7-4 ※焦らし

 神嶽は爆発寸前のペニスを軽く扱き立てると、ぶるりと竿を震わせ、勝の身体にビシャビシャと熱い大量の白濁を浴びせかけた。 「はぁっ……んく……あぁ……お、終わり……?」 「ああ、射精したからな。すっきりした。お前の望み通り、今日はもう終わりだ。良かったな」 (そ、そんな……あと少しでイケそうだったのに……学園長一人だけすっきりするなんてそんなのずるいだろうがっ……!? え……いや、待て……俺、なんでこんなこと考えて……早く終わってほしかったはずだろ……?) 「そ……そう、かよ……終わりか……はぁ……うぅっ……くっせぇもんぶっかけやがって……クソッ……。そ、それならもう、さっさと、解放しろよ……」  自分が何を考えているのか自覚してしまい、勝はなおさらぐったりとして吐き捨てた。  中途半端な熱を持て余したままの身体は、彼の意に反して神嶽のペニスから目が離せない。 (……あ、あれ……学園長、チンコしまっちまったぁ……ほ、本当に今日はもうこれでやめなのか……) 「物足りなさそうな顔だな。ああ、イキそうだと言いかけていたか、残念だったな」 「だ、誰がだっ……」 「チンポはもう終わりだが、別のものでなら可愛がってやらんこともない。お前がきちんとおねだりできればの話だがな」 「っ……も、もうこんなのいらねぇよっ……! ね、ねだったりなんかもしないっ……」 「我慢するのはお前の自由だが、ここはずいぶん辛そうにしている」 「あっ……!? い、今そこはやめ──う、ぐうぅうっ!」  神嶽は自身が放出した精を勝の腹の上で伸ばし、彼のガチガチに勃起したペニスに擦り込むようにして扱き立てた。  敏感になっているそこに強烈な刺激を加えられ、勝はビクビクと腰を跳ねさせる。 (ど、どうしよう……あぁ……足りない……なんか……なんでもいいから硬いの尻の穴に入れてほしい……けど、プラグは奥までいかないから……はぁ……やっぱりチンコがいいな……)  肉塊が抜けて弱々しく震えているアナルの縁を、神嶽は指の腹でつうっと撫でる。  優しくつつくだけで、すっかり柔らかくほぐれている肉穴は餌を求める魚のようにぱくぱくと口を開閉して欲しがり、いとも簡単に二本の指が潜り込んでいった。 「腸液も女のマン汁のようにぐちょぐちょだ」  大量に分泌されて泡立っている腸液を掻き出すようにほじってみせたかと思うと、突然くぱぁっとV字に開いてみせた。  狭い器官を開かれ、直腸の中身までを神嶽に観察される。  ふうっと熱い息を吹きかけられると、勝は尻の中心からぞわりと痺れるような快感を覚えた。 「んぎっうひいいいいいいッ!? ゆ、指、や、めろ……ああっ、怖い……それ嫌だぁあああああっ!」 「なら何が良いと言うんだ。何で、どこを、どんな風にされたいんだ」 「そ、れはぁ……っ。んひっ、はっひぃっ!」 (言わねぇっ! そんなことぜってぇ言えねぇっ! あぁぁ、あんなこと言っちまったら、俺っ、変態になっちまうっ! 学園長の言う奴隷になっちまうからあああっ!) 「本当は言いたいんだろう。腹の中身を全てぶちまけて楽になりたいんだろう。糞をひり出す穴でどうしようもなく感じる変態奴隷だと認めてしまえばいい」 「わ、わかったような口っ……」 「俺にはわかる」 (ど……どうしてだ……なんでっそんなに真っすぐ俺の目を見て断言できるんだよぉっ……? 学園長には全部お見通しなのか……?)  勝のペニスはもう特に刺激を加えられずとも、一向に萎えそうにない。  それどころか限界まで開かれているアナルが切なく疼く。一歩間違えば裂かれてしまいそうであるのに、痛むどころか甘い疼きが彼の身体を支配する。  何もかも見透かすかのような神嶽の視線が、勝の理性を奪い去っていく。  勝の鼓動は速まり、吐き出される息は荒く、どんどん興奮が高ぶっていくのをもはや自分の力では抑えることができない。

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