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木村勝編9-5 ※輪姦、潮吹き

その間にもアナルを荒々しい腰使いでほじられ、勝はただただ一方的に高められていく。 「うぎぎぃいいっひいいいっ! 叩ぎながらチンコズコズコすんのやめでぐれぇえええっ! もぉっ、おぉっ! んほおぉぉおおおおおおッ!」  限界だという風に首を振り、次の一発を受けた刹那、きつく直腸を収縮させた。奥へ奥へと引き込むような蠕動に、男の肉棒が膨れ上がって熱い白濁を吐き出す。  勝は奇しくも男の絶頂に合わせるようにして、四肢を突っ張らせ射精していた。 (お、俺イッてる! イッでるうううぅっ……!? なんで、こんなことで……あぁっ、もしかして、叩かれてるから……? 俺もう叩かれても気持ちいいくらい馬鹿になってんのかよぉっ……!?)  発作でも起こしたかのようにビクビクと身体を跳ねさせながら、深い余韻が彼を襲う。  肛姦に史上の悦びを見出すよう開発されてきた勝にとって、理不尽な暴力も被虐の快感に上書きされつつあった。 「輪姦されるのは気持ちがいいな、勝」  そこに寄り添うような神嶽の言葉。  聞いてはいけないと思いつつも、鼓膜にまとわりつくように、いつまでも耳に残って仕方がない。  それはまるで悪魔の囁き。  勝の脳内で、理性が弾け飛んだ。 「うあああぁぁあああっ! 気持ちいいですっ! 輪姦っ、されるのっ……気持ちいい……ですっ!」 「もっと虐めて欲しいだろう」 「はひっ、はいぃっ! 虐めてください! もっといっぱいチンコぶち込んでズボズボしてくださいぃぃ……!」 「だがまずは、きちんとお客様へ粗相を詫びろ。そして礼を言え。『変態犬にわざわざ生きる糧を分け与えてくださってありがとうございました』とな」  その人間でないものを見るような眼差しが、勝に抗う選択肢を奪い去った。 「あ、ぁ……せっかくのザーメン吐いたりなんかしてぇ……申し訳、ありません、でしたぁ……っ! うぅぐっ、そ、それと……」  勝はそこで息を詰まらせた。 「へ、変態犬に……わざわざ……生きる糧を、分け与えてくださってっ……ありがとう……ござい、ましたぁっ……!」  どうにか最後まで言い切ると、その場に崩れ落ち、遂に堰を切ったように大声で泣き出してしまった。  神嶽は醜く顔をぐしゃぐしゃにした勝の頭を、一転して優しい手つきで撫でてやった。  曲芸に成功した犬を褒めるように。淡々と、必要だからそうしているかのように。 「次は失礼のないようお相手できるな、勝」 「っ……で、で……き……ま、すぅ……」 「よし。たっぷり輪姦してもらえ」  神嶽が離れると、また数人の会員が勝を取り囲み、躾に臨んでいった。  勝に群がる男達の性欲は、まだ若い彼の体力をも優に超えていた。  一人につき最低でも三発は射精しただろうか。四つん這いのまま身体中を白濁で汚した勝は、もう何度目かもわからない絶頂に白目を剥いていた。 「いっ、イグゥ……! イグウゥゥッ……!」  数の暴力でもって執拗に犯され、だみ声になりながら勝は達したことを訴える。  勝自身も今までに経験がないほどねちっこく射精させられ、もうほとんど粘り気のない水のようなものしか出ていない。 「ふひっ、フヒィッ、もうイギまぐりなのに゛ぃっ……そんなにぐりぐりチンコで突かれたら、ションベン、出るっ……! イクッ、出るうぅぅうううッ……!」  もはや射精なのか尿意なのかわからないものを催した勝に、尻を犯していた男が彼の片脚を抱えた。 「小便がしたいなら、ほれほれ、こうして足を上げなければいかんぞ。今の君は犬なんじゃからなぁ」 「ウヒィイイイーーッ! 出る出るッ! そ、外でっ、輪姦されながらっ、ションベン、漏らすうううっ! あへえぇぇええええっへえええぇ……ッ」  壮絶な肛門性感と体内の水分が尿道を駆け上がる快感に情けないアクメ顏を晒しながら、勝はビシャビシャと音を立て大量の潮を吹く。  知ってか知らずか、その飛沫は冷徹に勝を見下ろしている神嶽の靴にまで届いていた。 「うわはは、よりにもよって支配人にマーキングとはなんて肝の座った犬だろう」 「そりゃあこの拡張奴隷にしてみれば、真珠が入っている割に平均サイズのお前さんのものよりは、いったい幾人犯し殺したか知れない極太チンポの方が好きなんだろうさ」 「支配人が相手じゃ怒るに怒れんよまったく……」  男は勝の尻を叩きながら苦笑する。小便を切るように腰を振らされると、その振動にまたブルブルッと全身を震わせて、勝はドライオーガズムに上り詰めた。 (お、俺、が、学園長に、ションベンひっかけてる……マーキングしてるっ……。あひひっ……こんなになっちまったけど……俺を変えたのはぁ……学園長のせいだからなぁっ……責任取ってくれてもいいよなぁ……学園長……学園長おォッ……)  勝ももう、この地獄のような現実から逃避するため、神嶽を主人か何かのようなものだと思い込もうとしているのだろう。  仕事場では上司、そして勝から日常を奪い、彼の身体をここまでガラリと変えてしまった男。この場で最も強い立場にいる男。  勝の運命は既に神嶽の一存にかかっている。  無様にイキ狂う勝に、神嶽はぴくりとも動かず冷たい眼光を向けていた。

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