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木村勝編11-2 ※野外、ディルド
放課後、勝はふらつく足取りで屋上にやって来た。
待ち構えていた神嶽は全身汗だくにしている勝とは違い、汗の一粒も浮かんでいない。ぬるい風が頬を撫でても、異様なほどに涼しげだ。
まるでこの世で最も敵にしてはいけないものを前にしているかのような錯覚に、勝はゴクリと固唾を呑む。
神嶽の鋭い目が、少しでも快楽を逃がそうと姿勢が悪くなっている勝を捉えた。
「下を脱いで、四つん這いになれ」
疲労が積み重なっているせいか、この期に及んでも緊張して躊躇する勝。
「俺の命令が聞こえなかったか」
神嶽はそんな勝を強引にフェンスに押し付けると、股間を鷲掴みにするようにして振動させ、ぐりぐりと会陰越しに刺激を加えてやった。
日常の何てことのない動作でディルドが擦れるだけでも十分に辛かった勝にとって、それはあまりにも無慈悲な仕置きであった。
「あぐぐぅううっ!? ん、くふううぅっ……っ!」
「授業をすっぽかさないだけマシになったが、これでは褒めるに値しない」
「ぁ、あっ……や、め……! そこはっ……ハァッ、ほ、ほんとっ、駄目、だって……っ!」
一方的に与えられる強烈な快感。神嶽の腕に縋って爪を立てながら、勝の膝がガクンガクンと震える。
「んぉっ、ほっ、くあぁ……っ! ま、待ってくれぇっ……今っ、そんな風にされたら……! イッ……イクゥッ……!」
眉をひそめていやいやとする勝の限界が近いことを悟ると、神嶽はそこで手を止めた。
腰が抜けてずるずるとその場に崩れ落ち、荒い呼吸を繰り返す勝を傍観する。
「さっさと四つん這いになれ。俺によく見えるようケツを高く突き上げろ」
「ふぅっ……く……うぅっ、わ、わかったよぉ……」
観念したように神嶽を見上げた勝が、よろよろと服を脱いでいった。
パンツの中は今の刺激で更に先走りを漏らしたのか、既にぐっしょり濡れており、汗とは別の雄臭がたちこめている。
四肢を地につけ、神嶽に向かって尻を差し出した勝のアナルには、腕ほどはあろうかという巨大なディルドが埋め込まれていた。
「それで。そのガバガバのケツマンに栓をされながら行う授業はどうだった」
「う、うるせぇっ、よ……どうも、何も……さ、最悪、だっての……クソ……」
「そう思うのはお前が勝手に興奮して四六時中イキっぱなしになっていたせいだろう。こうして見ていても一向に我慢汁が止まりそうにないじゃないか。所構わず生徒の前でも発情するとは呆れた淫乱教師だ」
「それはっ……! ここ、こんなもん勝手に突っ込まれてぇっ! 命令があるまで抜くなって言われたら……そ、そうなったってっ、しょうがねぇだろぉっ……。ううっ、俺だって……好きでこんな風に、なってる訳じゃねぇのに……」
長時間の恥辱に痺れを切らした勝が責め苦の元凶である男に不満をぶち撒ける。
だが、言い終わるのを聞かないまま、神嶽は勝のじっとり蒸れた尻たぶを手のひら全体でそろりと撫でた。
(ひはぁああっ!? ああっ、駄目だっ、今日もまた犯されるぅっ!)
ただ触られただけであるのに、神嶽が早くも事に及ぶつもりだと勘違いした勝は大げさに腰を跳ねさせた。
それはかえって中のディルドをキュウッと締め付けることになり、地面に突っ伏して喘いだ。
「まだ何もしていないぞ」
「ち、違っ……あぁ、今のは……」
「強引に犯されると思ったからつい反応してしまったのだろう。命令されて仕方なくやっていると言い訳しながら、本当はもう待ち遠しくてたまらなかったのか」
(くうぅっ……は、反論できない……もう何なんだよこれぇっ……俺はそんな人間じゃなかったはずなのに……。学園長が散々弄って、尻に変なもん詰め込みまくるからっ……どうしても……激しくされんのに慣れちまってるんだよぉっ……)
卑しい反応を見せる肉体に変えられてしまった現実は改めて勝に重く深くのし掛かり、早くも勝の目尻には涙が浮かんでいる。
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