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木村勝編11-6 ※野外、犬扱い

「ぐすっ……お、俺ぇっ……もう……教師、やめる……奴隷にぃっ、なる……っ。ずっとこのぶっといチンコ入れててほしいれしゅうぅ……」 (奴隷になんかなりたくないって、ずっと考えてた……でももう駄目なんだよ俺ぇっ……自分に嘘つけねぇ……気持ちいいよぉ……あひ、ひひひっ)  鼻まで垂らして小さな子供のようにぐずぐずとすすり泣きながら、気の遠くなるような甘い快楽に浸る勝。 「何もかも投げ出すという訳か」 「な、投げ出すんじゃないっ……今度は、自分の意思で……新しい人生……始めるんだ……」  激しく息を切らしながらも力強く紡がれた言葉に、神嶽の目が僅かに細まった。 「アヒャッ……俺みたいなクズ教師に教わる生徒が可哀想だしぃ……お、俺はぁっ、もう……学園長さえいてくれたら、何にもいらねぇっ……」 「……そうか。いいだろう、保留にしていた退職届を受理してやる」 「ほ、ほんとにっ!? あぁぁ……ありがと、ございますぅ……!」  今までにない恍惚とした笑みさえ浮かべる勝。  自ら堕ちることを選んだ褒美とばかりに、神嶽は勝の腹の中を肉棒でズコズコと思い切り抉ってやった。  激しすぎる抽送に勝ももう耐え切れなくなったのだろう、下肢を抱えていた手を神嶽の背に回してしがみつき、両脚をもきつく絡めて己の肉体をここまで酷く変えた男を離すまいとする。  がっちりと抱き合って結合することで、互いの顔が息がかかるほどに近づく。  勝は甘えるように涎を垂れ流しながら、目の前の脅迫者に赤い舌を突き出した。 (あははぁ……俺……奴隷になっちまったよぉ……。でも……俺のこと、ぜーんぶ、わかってくれるあんたになら……もう、何されてもいい……)  それは何を隠そう、勝が完全に屈服したことを意味していた。  神嶽は無様な顔を晒す勝を無感情に見下ろし、彼の望み通り、舌を絡めて熱いディープキスをくれてやった。 「んぶぶっ、んむぅっ、じゅるるるるッ……がくえんひょぉ……ハァッ、ぢゅるウゥッ……ごくんっ……」  勝は必死に吸い付きながら、己を絶望の淵へ突き落とした男の全てをその身に染み込ませるかのごとく、嬉々として唾液を味わい飲み込んでいく。  初めて尻での性交を教えてくれた舌でもある。  神嶽がそう動かさずとも、勝の方から情熱的かつ獣じみた舌使いで口腔粘膜を貪る。  それどころか、酸欠気味の勝に呼吸をさせてやろうと唇が離れただけでも、「もっと」と頬や顎を舐め上げてみせる始末だ。  唇を勝の好きにさせてやりながら、最後の仕上げとばかりに神嶽のピストン運動が強まっていった。 「おぉおっ、おおあオォオオオッ……! も、もうらめら、学園長のチンコぎもぢよしゅぎでおがじぐなるうぅううううっ……! いっ、いぐぐぅっ、イギ狂うぅぅぅッ……!!」 「狂えばいい」 「あひぃいっ! 狂うっ! 狂いまひゅうっ! あぁっ学園長のこってりザーメンくるっ! 牡犬マゾ奴隷マンコにぐるぅううううっひぃいいいいいい! ほほひぃいいいいいいいいッ!!」  ドプッ、ドプッと噴き出す熱い白濁を撃ち込まれ、なおも止まらない腰使いにのたうつ勝。  閉じることを忘れた口からだらしなく出た舌が宙を舐め、焦点の定まらない目がぐりんっと上を向く。  絶叫の連続アクメはしばし続き、限界を超えイキ癖のついた勝の身体がピクピクと痙攣するようになってから、ようやく長い肛虐の一日が終わった。 「がはッ……! ぁ……ひ、ィ……ふへへへへぇ……」  ペニスを引き抜かれる快感にも笑いに似た吐息をこぼし、大きく開いた肛門から大量の精液を漏らしながら、勝は虚ろに宙を見つめていた。 (────俺の人生ぇ……こんな、はずじゃあ……あは、はひ……どこで間違ったんだろぉ……?)  だがそれはもう、奴隷として生きる道を選んだ勝にはどうでもいいことであった。

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