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鬼塚鉄也編2-3 ※甘々、フェラ、顔射

「触ってみて」 「っ……は、はい……」  神嶽に言われるがままに、鉄也は指先で竿に触れる。それに反応するように、神嶽のペニスはちょっぴり震えた。 (熱い……な、なんか……先生の、可愛いかも……。変だな……こんなこと思うなんてっ……)  自分にもついているものでも、鉄也にとって神嶽のものはより特別なように感じさせた。  鉄也は指先だけで、良い子良い子するように撫でさする。最初は片手だけであったのが、もう片方も添え、鉄也の中性的な細い手が、柔らかく神嶽のペニスを包み込む。扱くというよりは揉むようにして、自然と手が動いてしまっていた。 「あ、ぁ……先生ぇ……」  尿道からダラダラと漏れ出て肉幹を伝う透明な粘液に、鉄也は困ったように神嶽を見上げる。 「はは、すごいな。君に触られていると思ったら、我慢汁がこんなに。ごめんよ、君の綺麗な手、汚しちゃったね」 (我慢汁……たくさん……これって、先生がそれだけ感じてくれてるってことだよね……?) 「う、ううん、良いんです……。先生のは……汚くない……。それに、なんだか、その、そんなに感じてもらえてるだなんて……嬉しい、です……」  控えめに笑う鉄也の表情は、すっかり恋人との秘め事に興奮を抑えきれなくなっている。  漏れ出た先走りで滑りの良くなっているペニスをぎこちない手つきではあるが緩々と扱きあげ、鉄也は健気に初めての性奉仕を試みる。  神嶽は鉄也の動きに合わせて悩ましく深く息を吐いたり、眉をひそめたりしながら、感じているそぶりで気分を高めてやった。 「あ……く、口でも……してほしいんですよね……」 「うん……お願いできるかな」 「でも、僕、初めてだから……う、上手くできないかもしれないですけど……」  それだけ断って、鉄也は亀頭にちゅっと軽くキスをした。  男にこういった悦ばせ方があることは知っているとはいえ、鉄也は実際にされたことも、ましてやしたこともない。  いやらしいやり方はわからなかったが、鉄也なりに考えて、優しくキスを落としていく。  先端から根元にかけて唇を滑らせて、横からハーモニカを吹くように唇で挟み込んで、吸ってみたりする。 「ああ……そこ……舐めてみて」 「んんっ……ふぁい……れろっ、れるる……」  鉄也の赤い舌がチロチロと浮き出た血管をくすぐる。神嶽は自らペニスの位置を調整するように腰を動かして、鉄也に舐めさせる。  どこをどんな風にすれば良いのか一つ一つ教えてもらうと、鉄也も少しはやりやすいというものである。  雁首から尿道の切れ目までを舐め回し、鉄也は思い切ってぷっくらと膨らんでいる亀頭を頬張った。神嶽のもので口がいっぱいになり、鉄也は苦しそうに顔を歪める。 「苦しい? やめても良いんだよ」 「っは、ぁぁっ……大丈夫、ですっ……僕……先生に、気持ち良くなってもらいたいから……」  いったん口から出して言うと、鉄也はさっきより積極的に咥えてみた。 「っ、ぅうっ……ゲホッ!」  勢い余って喉奥にまで入り込み、鉄也はむせてしまう。 「そんなに焦らなくても、チンポはどこにもいかないよ」  神嶽がくすりと笑って、鉄也の頭を撫でる。それだけで、鉄也の目は眠そうにとろんと溶けてしまう。 「んふぅ……ふへ……僕もお行儀悪かったれしゅね……どこにも、いかないぃ……はふっ、ちゅるうぅぅっ……」 (先生が傍に居てくれて……僕を撫でてくれる……はぁ……先生……大好き……好きすぎて、頭がぼーっとしてきちゃう……)  不思議な安心感を得て、鉄也は夢中で頭を動かした。  歯が当たらないように大きく口を開け、舌や、頬裏の粘膜で愛しい男の性器を懸命に刺激する。 「ぁうっ……へんへぇ……きもひぃれすかぁ……っ?」 「ああ、とても良い。最高だよ、鉄也。君は頑張りやさんだね」  熱い肉棒を舐めしゃぶり、唾液で口元を濡らしながらも、嬉しそうに神嶽の顔を見上げる。神嶽に褒めてもらうのは今の鉄也にとって何よりのご褒美だった。 「そろそろイクからね、鉄也。口から出してごらん」 「んんぅっ……ぷはっ!」  言われて名残惜しそうに吸い付きながら唇を離した鉄也。神嶽のものは一瞬、ぶるりと震えて鉄也の火照った顔をめがけ白濁を迸らせた。  初めての顔射である。鉄也は頬を伝っていくそれを拭うこともせず、呆然と余韻に浸った。 (あぁっ……先生の精液が……こんなの臭くてたまらないはずなのに、なんだろう……先生のは、良い匂い……すごく……好きな匂い……なんで……?) 「鉄也、そんなに嗅がなくても。なんだか私も照れ臭くなってしまうよ」 「へっ!? あ……ぼ、僕……っ!」 (か、嗅いでるように思われちゃった……! はぁ……でも、先生のだったら、ずっと嗅いでいたいかも……)  精を出し終えて、だんだんと萎えていくペニスにうっとり顔を寄せる鉄也。  無意識に彼の腰が揺れる。鉄也の股間もすっかり膨らんで下半身を窮屈にしていた。  神嶽の視線が向いているのに気付くと、鉄也は慌てて股を閉じ、両手で隠してしまった。 「フェラチオしていて興奮したんだね」 「ぁ、ああっ……いや……ごめんなさい……恥ずかしいですぅっ……」 「謝る必要なんてないよ。君も同じ想いのようですごく嬉しい。お礼に、君のことも気持ち良くしてあげるよ」 「え……ぼ、僕も……?」 「うん。おいで」  神嶽に導かれるように、鉄也は差し出された手をとった。

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