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鬼塚鉄也編2-4 ※甘々

 鉄也はティッシュで顔を軽く拭うと、下を全て脱いでソファーに上がり、神嶽と対面する形で抱き合った。  神嶽が相手ならばこうして密着することももう好きでたまらない行為になったようだ。間近で感じる彼の体温と鼓動に鉄也の胸もドキドキと高ぶっている。  神嶽が顔を近付けると、鉄也はハッと唇を引き結んだ。 (だ、駄目っ。僕の口、さっきまで先生のが……) 「気にしなくていいから」 「んんぅ……っ」 「私とキス、したくない?」  神嶽が残念そうに言うと、鉄也はそんな神嶽よりもショックを受けたような表情になる。神嶽を想って気を遣ったが、本当は鉄也だってしたいのだ。  神嶽が鉄也の唇を舐めると、その舌を招き入れるように口を開けた。 (もう、訳がわからなくなっちゃう……先生の口の中……気持ちいい……)  口淫直後の口腔内を再びねっとりと舐られ、鉄也はもう彼のなすがままだ。  神嶽が鉄也の愛らしい顔の下で勃たせている未熟なペニスを優しく握ると、鉄也は思わず大げさに腰を跳ねさせる。 「んっ……! ふぁ、いやぁ……だめ……」 「やめる?」  そう聞けば、鉄也はいやいやをする。本当に嫌な訳ではなく、刺激を加えられて、どうしていいかわからず漏れてしまうだけである。 「や、やめないで……先生……ごめんなさい……僕……っ、へ、変な、感じに……」 「私に触られて感じているんだね。とっても可愛いよ……鉄也……」 (あぁぁ……先生の手、あったかい……これが、感じるってことなんだ……)  鉄也の我慢汁は潤滑剤の必要もないほどに次から次へと滲んでくる。それだけ興奮しているのだろう、まるで愛液のようだ。  神嶽がそれを肉幹全体に絡めてやりながら手を動かすたび、グチュグチュと卑猥な音が鳴って鉄也の聴覚さえも犯していく。 「あぅんっ! それ、やぁ……だめ、先生、だめぇ……!」 「嫌だとか、駄目だとか言いたくなったら、代わりに気持ち良いって言ってごらん」 「はぁ、はふっ……気持ち良い……?」 「そう。感じたままに声に出してくれると、私も嬉しいから」 (その方が、嬉しいんだ……じゃあ……言わなくちゃ……)  鉄也にとって、もうすっかり神嶽の言うことは絶対である。 「いや……ぁ、ぅうんっ、いいっ……気持ち良い……っ。先生……おちんぽ、気持ち良いですぅ……!」  愛おしさと、恥ずかしさと、どうしようもない快感に、鉄也は神嶽の首の後ろに腕を回してぎゅっと抱きついた。  神嶽は片手で前を扱きながら、片手で鉄也の尻たぶを撫でる。 (お、お尻ぃ……先生に触られてるとこ、全部気持ち良いよぉ……)  もっとして欲しいと言うように、鉄也の尻は揺れる。  神嶽はまた鉄也に深いキスをしてやりながら、手の動きを速めていった。鉄也の控えめな勃起は限界寸前だ。 (もうだめぇっ……出ちゃう……先生の前で……イッちゃう……!) 「んぅっ! んふっ……うぅぅぅ~~~~ッ!」  鉄也は身体を強張らせ、神嶽と唇を合わせたまま絶頂してしまっていた。  ビクビクと小刻みに震わせ、鉄也のペニスからはずいぶん溜めていたのか濃い精液がドロリと漏れ出して茎を伝う。  鉄也はそのまま荒い息を吐きながら、射精の疲労で力の入らない身を神嶽に預けていた。

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