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鬼塚鉄也編3-4 ※甘々、初めて
(先生の身体、あったかい……そ、そっか……興奮してるの、僕だけじゃないんだ……。これすごく嬉しいっ……嬉しいですっ、先生……)
肌を重ねることの安心感に、鉄也の強張っていた表情がだんだんと余裕を持ってきた。
自分がどれだけ感じているかを見せつけるように、笑ってみせる。それで神嶽に喜んでもらえたらという鉄也なりのサービスだ。
「はぁっ、はぁ……せ、先生ぇ……お尻……あっ、ううん……おまんこ……なんだか、とっても……良いの……良いですぅ……」
「ああ、私も気持ち良いよ。こっちの具合はどうかな」
素直な鉄也に神嶽も応えてやりながら、もうすっかり天を仰いでいる彼のペニスに手を伸ばす。
「ひあぁあああっ!? そ、そこ駄目──っ……じゃ……ない、けど……先生っ……! あんまり、弄らないで……! 敏、感、になってるからぁ……!」
「それは大変だ。優しく触らなきゃね」
「んうっ、ううぅぅうっ……はぁっ……せ、先生ぇ……」
鉄也の言う通り、十分すぎるほど高まっているペニスは神嶽が指で壊れ物を扱うようにそっと撫でるだけでも、ガクガクと腰を跳ねさせた。
そうするとアナルでも感じてしまい、鉄也はくしゃっと顔を歪めて前と後ろの同時の強烈な刺激に耐える。
「先生っ、それっ……それきもちい……! すご、いぃ……先生……先生……っ!」
「鉄也……二人きりの時は、私のことは名前で呼んでくれないかい?」
「なっ、名前ぇっ……? し、修介、さん……っ」
溺れそうなほどの快楽の中で、鉄也は言われるがままに下の名前を声に出してみる。
神嶽は自身もさも余裕がなさそうに鉄也を見つめながら、口元をほころばせた。
「ありがとう……愛しているよ、鉄也」
改めて率直な愛の告白を聞いて、鉄也の潤んだ瞳から一筋の涙が零れた。
「……あっ……あぁぁぁっ……修介さん……僕……幸せです……っ」
(男の人はみんな怖いって……暴力的だって思ってた……でも、修介さんと出会って僕、そうじゃないんだってわかってっ……。修介さん……僕にとって特別な……大好きな人……。あなたに抱かれてるなんてっ、僕……もう死んじゃってもいいくらい幸せっ……!)
感極まった鉄也からは、神嶽への感謝が溢れ出して止まらない。
自虐的な鉄也がここまで幸福感に満たされるというのは、鉄也の想いを汲み取り、その不思議な魅力でもって鉄也を釘付けにして離さない“優しい学園長”の尽力あってこそだった。
神嶽が鉄也の唇を舐めると、箍が外れた鉄也は自分から舌を絡める。神嶽のことが本当に好きで好きでたまらないというように、夢中で神嶽の口内を貪った。
抱き合ったまま、神嶽の腰の動きが強まっていく。激しくピストンされ、パチン、パチンと下腹で尻を打つ音が部屋に響き渡る。
「ひいぃぃんっ! も、もうっ、そんなに、激しくしたら……いっ、イッちゃいそう……!」
「我慢しないで良いよ、鉄也。私も……そろそろだ。一緒にイこう」
「い、一緒、にいぃっ……!? ああっ、はいっ……イキたいです……! 修介さっ……あっ、く、くるっ……いく、イッちゃうぅぅ……! あぅっうぅんっ……!」
甲高い嬌声を上げた鉄也の中からペニスを引き抜くと、神嶽は鉄也の腹の上に白濁を撒き散らした。
それに反応してかそうでないのか、鉄也もほとんど同じタイミングで射精に至っていた。
「たくさん出たね。そんなに気持ち良かったんだ」
「はひっ……はいぃぃ……修……介さんも……」
「うん……とても良かったよ。今夜は君のおかげで最高の夜になった」
「あぁっ……う、嬉しい……っ」
(はふぅんっ……い、イッちゃったぁ……修介さんと一緒に……はあぁぁっ……)
アナルセックスで絶頂する初めての快感に、どっと疲労がのし掛かってきて、鉄也はぐったりとしてしまった。
互いの精液をティッシュで軽く拭ってから、神嶽も鉄也の隣に寝そべった。腕枕をしてやりながらまだ火照ったその身体を引き寄せる。
情事の余韻を深く感じながら、鉄也も甘えるように神嶽の胸板へと顔を埋めた。
「修介さん……」
「なんだい?」
「ぼ……僕も……愛して、ます……」
神嶽の腕に抱かれながら、鉄也は実に幸せそうな笑みをこぼした。
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