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鬼塚鉄也編7-5 ※強制自慰、視姦

 作り物のペニスが潜り込む衝撃にびくっと身体を震わせた鉄也が、思いのほか痛みもなかったことに安堵したのか小さく息を吐き出す。  太いところが入ってしまえば、あとは呼吸に合わせてゆっくりと腰を落とすのみであった。  深くまで挿入できると、鉄也は「言われた通りにできた」と言わんばかりの目を神嶽に向ける。  嫌なことでも、こうしてやった以上は褒められたかったのだろう。しかし神嶽は表情を変えない。 「何をやっている。入ったなら、次だ。ストリッパーのように見せつけながら艶めかしく腰を動かすんだ」 「ひぃっ……!?」 (す、ストリッパーだなんて……っ! そんなの嫌だよ……恥ずかしい……無理ぃっ……!)  純情な鉄也は、他人が、それも神嶽が見ている前で自慰行為をするだけでももう消えてなくなってしまいたいくらいだというのに、そのように人を楽しませる仕事に嫌悪感すらあった。  鉄也はふるふると首を横に振って、助けを求めるように神嶽を見た。  神嶽はただただじっと、鉄也の醜態をその目に映している。  呆れるだとか、せせら笑うだとか、何らかの反応をしてくれればまだマシだったろう。  つい先日まで優しく振る舞っていたあの神嶽修介と本当に同じ人間なのかと思うほどに、常に無愛想な顔で、ぴくりとも表情筋を動かさない。  そんな神嶽の態度が、鉄也には己がいかに非現実的な状況に置かれているかを痛感させる。鉄也はたちまち腰が引けてしまった。 「や、やだ……見ないで……修介さん、見ないでぇっ……」 「適度に恥じらうのはいいが、いつまでもそうでは終わらないぞ。やることはきちんとやる。そして会員の要望には必ず応えられるようにしておけ」 「修介さん以外に抱かれるなんてもう二度と嫌ですぅううっ……! うぅっ……僕のこと……お……犯したいなら……していいですっ……修介さんになら……いくらでもぉっ……。だ、だからお願いですっ、こんな恥ずかしいことさせないで……っ」  鉄也が瞬きをすると、今にも溢れそうになっていた大粒の涙がボロボロと零れる。  真昼間から学園内で肛門での自慰を強要させられ、神嶽からは痛いほどの視線を浴びている。鉄也は耐えがたい羞恥で全身を紅潮させていた。 「俺は今日お前を犯すつもりは更々ない。……さっきから見ていれば、お前はどうもやる気がないらしいな。やはり最初は手伝ってやった方がいいか」  神嶽が立ち上がる気配を感じ取り、鉄也の顔が瞬時に恐怖に染まる。 「ひぃっ、待って……ごめんなさいっ……! し、ます……しますからっ! 痛いの嫌っ! やめてえええっ!」  鉄也の脳裏には、どれだけ泣き喚いてもやめてもらえなかった暴虐の記憶が鮮明に蘇る。また同じ目に遭うことを想像するのは容易だった。  目を閉じ、唇を噛み締めて、ぎこちなく上下させ始める。 「ん……んんぅっ……ぐすっ……ひ、ぁ……」  少し動かしてから、このままではやりづらいと判断して、鉄也は両手を後ろについて股を広げた。結合部まで丸見えになり、戸惑いながらも必死に小さな尻を揺らす姿は実に扇情的だ。  先ほどよりもよっぽどこの方が目で楽しめることになるが、これを無意識でやっているのだから鉄也はやはりどうしようもなく惨めな男だった。  硬く大きな亀頭がちょうど前立腺を擦り上げるらしく、ぐずぐずと泣きながら、ディルドが出たり入ったりする感覚を腸粘膜で味わっている。 「はあぁっ……ん、んぐっ、ひっく、んふうぅ……っ」 (こんなに近くで……修介さんに見られながら偽物のおちんぽなんかで感じちゃうなんて、嫌だよっ……僕が感じるのは修介さんだけだもんっ……それがわかってもらえたら、きっと修介さんだってこんなことおかしいって考え直してくれるはずっ……) 「偽物チンポで感じているな。俺以外に抱かれるのは嫌だと言いながら、これではお前はチンポの形をしたものなら何だっていい淫乱ということになる」  また思考を読まれ、鉄也はハッと顔を上げた。 (どうして……どうして、修介さんはこんなに僕が言われたくないことを言うのっ……!? そういえば……修介さんは、前からこういうところがっ……あの頃は、一言一言が嬉しくて有頂天になってたけど……ま、まさか……僕の考えてることがわかるの……?)  神嶽の持つ言葉の重圧に追い込まれていく鉄也の思考が、そんな可能性に行き着いて俯いた。

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