114 / 249
鬼塚鉄也編8-5 ※モブレ、玩具
すっかり乳首責めに意識が向いた鉄也のアナルには、次に当たった会員がうきうきと腰を進めていった。
「ヒッ、いぃ……ま、また入って……誰のかわからないおちんぽがぁっ、あ、あぁ、やだっ……!」
「ほーら、次はいったい誰なのか、じっくり考えて頂いて結構ですよ。まあ、だからと言ってあまり時間を掛けすぎても乳首が肥大したまま元に戻らなくなるかもしれませんが……」
一時的に吸引したとしてもそれを維持させるためには訓練が必要ではあるが、鷲尾の不安を煽る喋り方のせいか性知識の乏しい鉄也はそれだけで喉を引き絞った。
「そんなの駄目ぇえええええっ! うぅううっ、待っ、て……はぁっ……こ、これ……この形はぁっ……」
(お、落ち着いて考えなきゃいけないのにっ……こんなの乳首がどうにかなっちゃいそうっ……怖いよ……! でも、修介さんに捨てられるのはもっと怖いぃぃ……!)
もはや鉄也には神嶽とまた恋人関係に戻りたい、という気持ちは薄れていた。まだ彼を愛しているか、彼の行いを許せるか、そんなことはもうどうだって良いのだ。
ただただ、神嶽に捨てられ、クラブの奴隷となって見ず知らずの男達に身体を売る生活だけは御免だった。
追い詰められた鉄也にとっては、神嶽だけが全てであった。
「これ、はっ……修介さんじゃないっ……!」
鉄也は今度もぴたりと言い当てた。こうも連続で答えられると、会員らもまさかと顔を見合わせる。
鷲尾も念のため、神嶽に目配せした。神嶽は、黙って首を横に振った。
「あらら……不正解です。今のはさっきも突っ込んだばかりの学園長先生でした」
「あーあ、さすがの鉄也くんも、弱いとこ責められてるからわからなかったんだな、残念」
鷲尾に便乗して蓮見も嘲笑交じりに言った。
「うそっ!? 本当に今のは違うもん! 僕、わかるのにっ……ひどい……なんでそんな嘘つくのおぉっ……!」
(嘘つかれた……! 僕が本当に当てられるってわかったから、都合が悪くなったんだ……!)
確信を平然と否定され、鉄也は大声で泣き始めた。
ゲームはどこまでも理不尽だった。だが、会員達からすればその理不尽さをも楽しむもの。これは子供の遊びと同様である。
「いいや、俺だ。鉄也、お前は間違ったんだ。不服ならいっそ放棄してしまえばいい、お前の日常は何も変わらないだけだ」
「そ、それだけは……絶対、嫌ぁ……!! でもっ……でも、こんなの、あんまりだよっ……んひぃいっ! はぁっ、な、ならせめて、もう一回……さっきは当てたからぁっ、こ、今度こそ間違わないからぁっ……お願いぃぃ……!」
鉄也は泣きじゃくりながら懇願した。
この期に及んでもなお健気な鉄也の態度に、会員達はそれだけで射精してしまいそうなほど肉欲を駆り立てられる。
「……仕方ないな、引き分けのままでは会員も納得しないだろう。ただし、次で本当に最後だ」
ひとまず挽回の機会を与えられ、鉄也がホッと息を吐き出した。
「おっ……おふ……ふぁ、あんっんんんっ……乳首がぁ……ッ」
一向に止まない乳首への強烈な刺激に、鉄也は感覚が麻痺してきたのか、痛みとは別のものの方が大きく感じるようになってきていた。
「だが、間違った罰は受けてもらう」
絶望的な言葉を口にされて、鉄也は震え上がる。
神嶽は再び鉄也を責めるアイテムを蓮見に手渡した。
絶頂したばかりのペニスにローターが取り付けられる。スイッチが入り、弱いながらに人工物ならではの振動が鉄也のペニスを襲う。
「ぎひっいぃぃっ……!? だ、だめ、いやあぁぁっ……! やめ、てえぇ……こ、こんな……わ、わかんなく、なっちゃう……」
「なればいい。それでも、わかるはずだ」
「そ、そんな無茶苦茶なことっ……はっひィ!?」
鉄也がまだ喋っている途中で、新たな会員がズンと重く腰を進めた。
(あ……ぁ……いや……僕、何人のおちんぽ入れられるの……いつ、終わるのぉっ……)
目隠しをされた鉄也にはいったいどれほどの人数が待ち構えているのか、そのどこに神嶽が混じるのかわからない。
会員達はずらずらと順番に列をなし、みな興奮に股間を膨らませ、辛抱たまらずその場で扱いている者もいた。
ともだちにシェアしよう!