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鬼塚鉄也編9-6 ※女装、モブ×鉄也

 ベッドに上がり、男に尻を突き出すようにして、四つん這いになる。  男がスカートをたくし上げてみれば、そこも女性用の可愛らしい白のパンティーに、アナルの部分だけが見えるよう丸くくり抜いてあった。  ローションを塗りつけた男の芋虫のような指が大事なところをほぐし始めると、鉄也は不快感に身震いをした。 「はうぅっ……ん、くぅんっ……」  肉のついた指は太く、鉄也は枕に顔を埋めて眉をひそめる。  痛みを伴う性交は御免であったが、かと言って弄られるたびに綻んでいく感覚は鉄也にはもう我慢できそうもなかった。 「い、いやぁ……」 「うん? やっぱりオマンコの方が良かったかい」 「あ……ち、違っ……あうぅ……そのっ……そ、そんなに触らなくても、入っちゃうから……おじさんのおちんぽ……は、早く欲しくてっ……」 「ほほう、そんなに欲しいのか。ようし、それじゃあお嬢ちゃんの期待に応えてあげるとするか」  指を引き抜くと、男は嬉々として鉄也の背にのし掛かった。だらしのない下腹が鉄也の尻を打ち、肌がゾッと総毛立つ。  鉄也が恐ろしくて動けないのをいいことに、男は先走りを零す肉棒を彼のアナルにあてがうと、ゆっくりと押し込んでいった。 「んっ、んんぅっ……!? く……ぁ、がはっ……! ひっ、ヒィーッ……」 (おちんぽ入ってるぅ……っ!? ほ、本当に入っちゃってる……! もういや、こんなの嫌ぁああああっ! 助けて、修介さん見てるんでしょっ、助けてえぇぇえっ……)  鉄也がどこかに隠してあると言うカメラを探そうとして視線をあちこちにばら撒くが、どんなに心の中で叫んでも神嶽が助けに来ることはない。  その間にも男は一寸ずつ腰を進め、根元までを穿ち込んだ。鉄也の全てが自分のものだと言わんばかりに体重を掛けられては、鉄也になす術はなかった。 (あぁっ……どうしよう……すごく苦しくて嫌なのに……こんな……知らないおじさんのおちんぽも、慣れてきちゃった……)  受け入れがたい相手に排泄器官を貫かれる嫌悪感の中にも、困惑の色を浮かべる鉄也。  肛門で男に抱かれる訓練を強いられた鉄也の肉体は、そう愛撫されずともぴっちりと柔らかな粘膜を絡ませる柔軟性を見せていた。  男もしばしそのまま、温かな直腸と根元を食い締めてくる感触を味わい、徐々に腰を動かし始めた。  小ぶりな桃尻を鷲掴みにして強く揉み込みながら、鉄也のペースを待たないどこまでも自分本位な抽送を続けるうち、男の息遣いが切羽詰ったものとなる。 「おおっ、お嬢ちゃんっ、中に出すよ! 良いよねっ!」 「うっ、うぎぃっ……はひいぃっ……! な、中出し、オッケー、です……し放題いぃっ……!」 (中出しやだっ! こんなに汚い人のザーメン出されるなんてっ、病気になっちゃうっ、いやぁあああああっ!)  建前の裏で噴き上がる爆発的な本音も男には聞こえない。  男のピストンが獣のように激しくなったかと思うと、ぐっと奥まで沈めて動きを止め、勢いよく精が放たれる。鉄也に興奮したせいか、年の割にその質量は濃厚であった。 「ふうぅ、ようし、もう一発。今度はお嬢ちゃんもイカせてあげるからね」 「えっ……?」  よろよろと振り向いた鉄也の顔に再び影が差す。

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