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鬼塚鉄也編9-7 ※女装、モブ×鉄也

 男は興奮冷めやらぬ様子で鉄也のスクールシャツに手をかけた。ボタンを外していくと、やはり今の鉄也にはよく合った、パンティーと同色の清楚なブラがある。  男はブラをずり上げ、両手で薄い胸板をまさぐった。 「フフフ、お嬢ちゃんの胸、真っ平らで可愛いねぇ」 「あ、あぅ……っ」 (だっ、だって女の子じゃないもんっ! でも……あぁ、嫌ぁっ! そんなところ触られたらっ、僕……っ!) 「……しかしここは弱いのではないかな」 「あひぃぃいんっ!?」  突起をギュッと摘ままれた途端、敏感な性感帯を刺激された鉄也は甘い悲鳴を上げながら、いやいやと首を振った。 「お、おぉっ? 今すごくケツマンコが締まったね、チンポ出し入れされながらここを弄られるのが好きなのかい」 「違……ん、んんっ、だめっ、そ、そこ、そんな風に、触っちゃ……」 (ち、乳首らめっ、そこは……感じちゃうから……嫌なのおぉぉぉぉぉっ!)  いくら嫌だ、駄目だと訴えても、悩ましく喘ぐ鉄也は、もはや男の目にいじらしく映るのみだ。  男は挿入したまま鉄也を仰向けに転がした。器用にもバックスタイルから正常位に変え、鉄也の恥ずかしがる顔を見下ろしながらガツガツと突き込む。  素直な反り返りが下着の布地を持ち上げ、いやらしい染みまでつくっていたが、男はもうそんなことは無視であり、当の鉄也も気付く余裕はなかった。 「おっ、おおっふ、おじさん、ちくびっ……弄っちゃ、あぁああっ! らめらのおぉおおおおひいぃぃいいいっ!」 「うおおっ……もうたまらんっ……お嬢ちゃん、また出すからねぇっ、お嬢ちゃんもおじさんのチンポでイッておくれ、ほれほれ!」 「ひいぃいいいッ! い、いくっ! いっひゃいまふぅ!」 (だめえええええっ! しっ、知らないおじさんとエッチしてイッちゃうなんて絶対に……! だめ、だけどぉっ……! もういやぁっ……気持ちよすぎるっ……こんなの、耐えられないっ……!)  強引に与えられる快楽は鉄也の理性を溶かしていく。  シーツを握りしめて堪えようとするが、腰が浮き、男の動きに合わせてどうしようもなく揺れてしまう。男が直腸内をグチャグチャと掻きむしれば、鉄也の肉襞も意に反して男を悦ばせようと蠢く。  気持ち良くしてくれるものなら何だっていい──そんなはずはない、自分だけはそのような卑しい人間ではないと信じたくとも、揺れる思考が鉄也の脳内で混ざり合っていく。  激しく掘削されながら乳首をコリコリと扱かれ、遂に鉄也の身体がピーンと突っ張り、大げさに仰け反った。 「いッ、いぐっ! おしりまんこいぐぅっ! いぐいぐいっぐううううううううううううううううううううううーーッ!!」  なんとも無様に絶叫し、再び男の体液を腸内で浴びながら鉄也は絶頂を極めた。  それは鉄也にとって、二度と戻れない決定的な変化でもあった。 (も、もうらめ……僕の……お尻……修介さん以外の男の人にちんぽぶち込まれてもいっちゃうのぉ……完全におまんこになっちゃったんだぁっ……)   ビクビクと下半身を震わせながら、恍惚とした表情を隠せない鉄也。萎びたペニスが抜けていき、後を追うように汚濁がひり出され滴り落ちる。  服を乱し、名前も知らぬ男を受け入れながらも火照ってしまった身体。汚され尽くしたその姿は、哀れな子羊そのものであった。 『礼はどうした』  ぐったりとしてしまった鉄也とは対照的な神嶽の声が聞こえてきて、鉄也は意識を手放してしまいそうになるのを堪え、男を仰ぎ見た。 「ぁあ……おじさん……っ。こんな……い、淫乱奴隷に構って、くれへぇ……ありがとう……ござい、まひはぁ……」  男がひときわ満足げな笑みを浮かべると、鉄也はようやくこの悪夢の時間が終わったことに安堵の涙を流した。

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