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鬼塚鉄也編10-1 ※肉便器、輪姦

「あッ……あうぅぅぅっ……はぐっ……ふぅううっ……」  深夜、公園内にある公衆トイレの男性側から、悲痛な呻き声が響いている。  全裸に剥いた鉄也を奥の広い個室の便座の上に縛り付け、神嶽は抵抗のしようもない彼を無情にも犯し続けていた。  鉄也の口には開口器が嵌められ、身体には『無料』『チンポ大好き淫乱肉便器』『誰でもご奉仕します』などと無慈悲な言葉がそこら中に黒いマジックで書かれている。  奉仕奴隷としての日常が始まった鉄也に、神嶽は連日、ありとあらゆる場所でクラブの客を取らせた。  見知らぬ男達の相手をする中で、それでも感じてしまう肉体の反応に鉄也は遂に耐え切れなくなって、半狂乱で嫌がり逃げ出そうとしたこともあった。  今日はその罰といったところだ。  昼間は滅多に人は来ないが、ここはこの時間、知る人ぞ知るハッテン場として嗜まれているトイレである。  それも今日はクラブを介し、さも輪姦癖のあるM奴隷を提供したいSのパートナーが書き込んでいる風に装い、出会い系の掲示板で鉄也を犯す参加者を募っていた。  奴隷扱いをされながらも、鉄也はどうにも神嶽が相手となると心身を許してしまう。  数多の辱めを強要されつつも、見知らぬ人間に抱かれるよりは彼の方がまだマシである、そして、あわよくば彼が何か、情とまではいかずとも自分に執着を抱いてくれないかという淡い希望。  鉄也の頭から神嶽の存在が薄れることは一時たりともなかった。  だが、それではいけない。鉄也は神嶽の所有物でも何でもないのだから。 「はうぅぅッ……んぐっ、ふぅ、ふうぅ……っ」  抽送を続ける神嶽のペニスが脈打ち、まったく勢いの落ちない濃く大量の精液が鉄也の体内へ余すことなく注ぎ込まれる。  鉄也は不自由な身体で身じろぎ、中出しへの衝撃にも幾度目かの絶頂を極めていた。ゆっくりと大きな肉塊が引き抜かれると、収まりきらない白濁が逆流してこぼれ落ちる。 「これだけたっぷり出しておけば皆涎を垂らして飛び付くな」  片方の裏腿にマジックで正の字の三画目を記しながら、神嶽は冷たく言った。 「じゃあな、鉄也。お前の存在はいったい、何の為にあるのか────きっちり立場をわかるまでそこにいろ」 「ふぐぅうううっ!? あへっ、あうふぇっ、はひぃっいぃぃぃぃ……!」 (待って! 行かないで修介さんっ! 僕を一人にしないでえぇぇええええええっ!!)  大声で喚いて助けを求める鉄也だが、神嶽は一切の躊躇も見せずに扉を開け放ったままその場から立ち去った。近くに停めていた車に駐在し、クラブに合図を出す。  饗宴の幕開けであった。  しんと静まり返った公衆トイレは、鉄也の荒い息遣いと、神嶽が出したばかりの精液が滴り落ちる音しかしていない。  掃除も行き届かぬそこは深く染み付いたアンモニア臭を放ち、壁には誰かの名前や電話番号、何の意味もなさそうな落書きの数々。  煌びやかな夜の都心の光景とはまるで違う、どこか別の世界に迷い込んでしまったかのような仄暗い場所。  外で自転車や車が通り過ぎる物音一つにも、鉄也は酷く怯え、その度に寿命が縮んでいくようであった。  同じようなことでも、売春させられている時のように、神嶽の監視があるという一種の安心感はここにはない。  鉄也は本当に一人ぼっちだ。耐えがたい孤独の中で凌辱されるなど、考えただけで理性を保っていられる自信が徐々に崩れ去っていってしまう。 (いや……こんな……格好で……ま、また知らない人達に犯されるなんてっ……お願い誰も来ないでぇっ……!)  悲痛な想いも虚しく、そう時間が経たない内に、うまい話に釣られた二人の男がやって来た。

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