142 / 249
鬼塚鉄也編12-2 ※女装、バイブ、公開自慰
ベッドに上がった鉄也の手に、神嶽から玩具が渡された。
人のものではありえぬほどの露骨にエラの張り出した亀頭に、竿部分には無数の大きなイボ状の突起があるグロテスクなバイブレーターだ。
事前にやらなければいけないことを説明されていたにせよ、いざ淫具を前にするとその強烈な見た目に圧倒されてしまったようだ。
鉄也は緊張とも期待ともとれるため息をつき、ゴクッと唾を呑んだ。
「ほほう? それを使って何をしてくれると言うんだね?」
「ま、まずは……この、バイブで……お、オナニーショーを……します……っ。どうぞ、ご覧になってください……」
屈辱のショー開催を宣言し、鉄也は震える手でバイブをその慎ましい口に含んでいった。
唾液をたっぷりと絡め、本物の男性器に見立てて、さも目の前の会員達のものをしゃぶっているかのように愛撫していく。
「んむっ、んぶふぅうぅぅ……れろぉっ、ぴちゅ、じゅるうぅんっ……んあぁ……」
(……これ……本当に変な形……でも、これを入れるんだって思ったら……舐めてるだけなのに、あそこが疼いちゃう……)
伏し目がちにしながら舌を這わせる鉄也から、息継ぎのたびに悩ましい声が鼻から抜ける。
もじもじと腰を揺すり、持て余した片手は自然と下半身に伸びていく。
疑似フェラを怠らないようやりにくそうにしつつも、鉄也はクロッチ部分をずらして秘所を晒してみせた。
女性用の下着に守られているが、そこにはやはり、男を象徴する逸物があった。
彼のペニスは呼吸と連動するかのようにピクピクと震えて先走りを零し、愛液のごとくぐっしょりと下着を濡らしている。
鉄也はそのままバレエダンサーのように片脚を抱え、大きく開いて見せつけた。
散々男を教え込まされた窄まりはそれだけで興奮し、直腸を男根でいっぱいに塞がれることを待っている。
たっぷりと唾液を塗したのち、鉄也はその大きな張り型を吐き出した。
己の唾液でヌラヌラと照り光るバイブを陶然と見つめ、スイッチを入れる。
一番初めの段階である微弱な振動と共に竿部分が妖しくうねりだす。
しかしすぐに挿入する真似はせず、鉄也はそれを肌に滑らせていく。
その僅かな振動だけでも小刻みに下半身を跳ねさせ、甘い声を漏らしながら、じっくり焦らして会員達の加虐衝動を煽っていった。
それも命令通りではあるが、羞恥心までをも捨て去ってしまった訳ではない。
湧き上がる快楽に戸惑うようないじらしい表情は、他の誰にも真似ができない彼の生まれ持った魅力の一つだ。
「はひぃんっ……! は、入りますぅ……こんな大きくて気持ち悪い形のおちんぽっ……あぁんっ、入っちゃう……!」
呼吸の間隔を浅くする鉄也が、バイブの先端を押し込む。
うねり続けるバイブはまるで蛇のように、ずるりと鉄也の中に入っていった。
「ふあぁああああっ!? い、イボがぁっ……! あぁっ駄目ぇっ……擦れちゃう……! おまんこの中めちゃくちゃに掻き回されてっ、壊されちゃぅうううっ……!」
挿入しただけで下半身が灼けるような深い快感が襲い、鉄也は抑えきれない嬌声を上げて身悶えた。
「ほほぉ、ずっぽり入ってしまったねぇ。どんな感じなんだい?」
「はっ、はひぃい……き、気持ちいいです……奥までゴリゴリッて擦れてぇ……すごくっ、いいのぉっ……」
できるだけ会員を喜ばせる言葉を、と台詞を選びつつも、その気持ちは嘘ではなかった。
鉄也は自分でも持ち手を動かして引いては押し込み、浅いところと深いところ、両方で機械の刺激を愉しんでいる。
そのたびにペニスは違う生き物のようにビクビク震え、大量のカウパーを滴らせる。
ともだちにシェアしよう!