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鬼塚鉄也編12-4 ※女装、飲尿
鉄也の排泄物で満たされた容器の中身はすぐにグラスに移され、痴態を眺めている会員に配られる。
「アペリティフでございます」
神嶽がそう付け足し、目を血走らせる彼らに振る舞った。
「うほほぉ、この濃厚な香りを嗅いでいるだけで何ともたまらん気分になってくるわい」
「ううむ……実に見事なものだ……やはりこうして味わうのは若い子の新鮮な小便に限りますなぁ、フフフ」
ワインを嗜むようにグラスを揺らして香りを愉しみ、少量を口に含んだかと思えば、それだけで恍惚とした笑みを浮かべる会員達。
(飲んじゃ嫌あぁぁぁっ……ああっ、おしっこなんて汚いのに……ど、どうしてみんな……そんな風に嬉しそうにしてるのぉっ……)
放尿の背徳感と、それ以上にどうしようもなく感じてしまった情けなさにすすり泣きながら、鉄也は嬉々として排泄物を体内へと流し込む男達を信じられないといった顔で見ている。
「皆様はお前のものなら汚くないそうだ」
「ふぇ……?」
胸の内を見透かすかのような言葉に、鉄也は不思議そうに神嶽を見やる。
「そうだよ鉄也くん。おじさん達にとってはねぇ、君みたいに可愛い子のおしっこはご褒美なんだ。君がおじさん達に喜んでご奉仕してくれるのと同じだよ」
「勘違いしないでもらいたいがね、なにも君が嫌いだからやっているんじゃあないんだよ。むしろ……フフフ、大好きなんだよ。好きじゃなければ構いたくもないというものさ」
「す……好き……? 僕のことが…………」
「そう。誰かれ構わず股を開いてしまう君を、みーんな、好きになってくれたんだよ。そんな卑しい子は捨てられてしまってもおかしくはないのにねぇ。光栄なことだと思わないかい」
鉄也は神嶽と会員達の顔を交互に見比べる。こんな風に酷いことを強要しているというのに、好きなどと身勝手な言葉をどの口が言えようか。
だが鉄也は、明らかに困惑していた。
(……そっ、か……修介さんは、愛してくれないのに……皆さんは、こんなに汚れちゃった僕でも良いって思ってくれる…………愛して、くれるんだ……)
慣れとは恐ろしいもので、過酷な凌辱環境の中で鉄也の正常な思考力すら麻痺してしまったのだろうか。
理性はとっくのとうに溶けて混ざり合い、鉄也は一方的に与えられる歪みきった獣欲にも、“愛”を見出した。
彼らがしているのは、不器用な愛情表現なのだ。
今までの人生で、誰にもうまく愛されなかった哀れな者達であるのかもしれない。
高橋も意地悪をするのは恋心故の反動だった。日頃から鉄也を妬み、見下していたクラスメイト達だって、最後には──。
鉄也はいつだって自分が悪いから蔑まれると思ってきたが、現実はそうではなかったのだ。
「すき……。僕が好きだから……。あぁっ……」
そう受け止めた途端、鉄也は熱烈な告白を受けたかのように顔をかあっと耳まで赤く染め上げた。
(ぼ、僕……修介さんが、修介さんだけが好きなのにっ……。今は……おじさま達にも、抱いてもらいたいって……思ってる……)
「はぁっ……あぁん……嬉しいですぅ……。お、お願いです……この……ガバガバのトロトロになったエロマンコに……おじさま達の素敵なおちんぽぶっ刺してください……口にも手にもゴシゴシしてくっさいザーメンかけてくださぁい……」
とろけた目元を潤ませ、卑猥に言い連ねながら、鉄也は両手でぱっくりとバイブに嬲られたばかりの肉穴を晒してみせた。
ピンクの粘膜が蠢き、視線を集めては恥ずかしそうに窄まることを繰り返している。
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