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如月司編5-3 ※輪姦
「ところでお前、童貞か? まあガリ勉の司お坊っちゃまがそんなクソガキチンポで遊びまくってるってのも引くけどな? どうなんだ?」
嘲笑混じりに言う鷲尾を、司は答えたくないという風に見上げる。
だが、神嶽には聞かれたことには全て答えるようにとも言われている。
「っ……それはっ……ぅ……そ、そう……です……」
「あはっ、マンコよりケツマンコの味を先に覚えた訳か、ええ? 惨めだなぁ、惨めだよ」
「…………」
(な、なんて酷い言い方……。でも……そうだな……私もいずれは結婚して、その、経験することだと思っていたのに……どうしてよりにもよって男なんかに……)
改めて言葉にされると、司は屈辱に震える。
どうにも時代に合わない貞操観念だ。婚前に間違いがあっても困るので誠実と言えば聞こえはいいが、極度に性に疎い頼りない男という訳だ。
「それじゃあ、ファーストキスもまだか。それともさすがにそのくらいは経験してるかな」
「…………お、男の……」
「うん?」
「わ……私の、ファーストキスは……っく……し……知らない男の……チンポ、です……」
馬鹿正直な司に、鷲尾は小さく吹き出した。
「あはははっ、ああ、蓮見のことか。てっきり神嶽様と答えるんだとばかり思っていたけど、そうか、覚えていたんだ、偉いなぁ。ファーストキスならぬファーストフェラ。ふはっ、どう生きてたらそんなことになるんだろうな?」
面白そうに言いながらも、鷲尾の笑い声にはあまり感情が込められていない。それがまた、神嶽に対するものとは違った恐怖心を司に植え付ける。
司は叱られた子供のような顔になりながらも、機嫌を損ねないよう手と口で悦ばせることは止めない。
「ほら、皆さんに聞こえるように、大きな声で言ってやれよ。『女より先に男を知った童貞マンコ犯してください』ってな」
「ううっ……お、女より、先に……男を知った、どう、ていっ……マ、マ、マンコ……犯してくださいっ……」
半ば自棄になりながら吐き捨てた司だったが、尻たぶを撫でられたことで咄嗟に背後を振り返れば、司の無防備なそこを見つめながらニタニタと笑う年配の男が控えている。
このような状態の自身に欲情している男を前に、司の喉が引きつった。
男は司の頼みを快く引き受け、たっぷり唾をつけた指をアナルに挿入していった。
「っは、ふ……! や、やめ……」
「おや? ここが良いのかい?」
「司は稀に見るアナル狂いですから、どうぞご自由にお使いになってください」
神嶽に言われ怒りの目つきを向けた司だが、男が慣れた様子で指を動かし始めると、弱々しく顔を伏せてしまった。
「そうかい、じゃあ遠慮なく。と言っても、僕は優しいからねぇ、この後の為にも丁寧にホジホジしてあげるよ司くん」
男の芋虫のような指が、ほどよい肉付きをした双丘の狭間を出入りする。
司のような美少年の尻を弄り回すことを好むという性癖を除けば、実に紳士的な男である。神嶽も男のそんな人柄を買って、初めに犯すことを許したのだった。
男の巧みな技で、司のアナル性感は確実に高められていく。
「おうっ、おおお。少し手マンしただけで本気お漏らしとは! 確かにこれは相当な好き者だなぁ……これではいずれウンチをするのも快感になってしまうだろうね」
(そ、そんなっ! なりたくないっ! 排泄で感じたくなんてないっ……!)
司はすっかり弱くなってしまった前立腺を刺激されるたびに、未熟なペニスをピクピクと揺らし、先走りもダラダラと垂れ流してしまう。
敏感な司の反応には男も実に上機嫌で、愛撫する手に熱がこもる。だいぶ柔らかくなったことに満足げに息を吐くと、ようやく指を引き抜いた。
「ふうぅ、こんなものかな。それじゃあ司くんのオマンコ頂くよ」
「んっ、んむぅっ!?」
「こら、これくらいのことで驚くなよ。目の前に集中しろ」
尻をよじった司に、鷲尾が咎めるように言って口淫の方を意識させる。
男はすっかり興奮した自身の先走りを擦り付けると、そのままズブズブと挿入していった。
(は、入ってくるっ……こんなっ、知らない男のものがっ……き、気持ち悪い……! 嫌だぁっ……!)
鷲尾に歯を立ててしまいそうになるのを抑えながら耐える司とは対照的に、男は司の中に己を全て収めると、恍惚とした吐息を漏らす。
「おっ、ほおぉっ、素人でこの絡みつきは……なんて名器だ……! 支配人、司くんは本当にオマンコされるのが大好きみたいだね」
「ええ。初回で快感を覚えたあげく既にアナルだけで絶頂できる逸材でございます」
「そりゃあすごい。淫乱ぶりも人一倍優秀だね、わははは」
奥に誘うような襞のうねりに、男は今にも射精してしまいそうな衝動を堪えながら笑う。他の会員にも見せつけるように、細身の腰を掴んでゆったりと動き始めた。
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