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如月司編5-6 ※輪姦、ぶっかけ

(人を罵倒して気持ちが良くなるような、心まで醜い連中に家を潰されてたまるかっ……! 如月は絶対に私が守ってみせる……! だからっ……今は、耐えるんだ……!)  司がそれほどの強い想いでこの理不尽な行為を耐え忍んでいるなど、男達には知り得ないことでもある。  そうしてその身を差し出す中、二人の男は憎い相手を犯しているという事実に、嗜虐に満ちた笑みを浮かべて腰を使う。 「ふぅっ、二人ずつくらい、た、大したことはないっ……そこで見ているお前達もっ……全員……まとめて相手をしてやるっ! 来いっ!」  とても脅されている身とは思えない剣幕の司に圧倒されそうになる会員達であったが、それよりも司の身体を予定よりも早く使えることに、昂ぶりを我慢できずに一斉に飛びかかった。 「ほ、ほら、司くん、手でして! おほうっ、効くうっ」 「俺は髪を使うぞ!」 「うほほっ! 脇っ! スベスベして気持ちがいいよっ!」 (あぐぅっ……! こんな汚らわしい男達のものが、身体中にっ……!) 「司くん、こっちも頼むよ! 僕はね、チンポより金玉が良いんだ! ほら、フニフニって優しく撫でて、転がして!」 (こんなもの潰してやりたいっ……! で、でも、まだだ……こいつらが油断するまで耐え抜けば……反撃の機会など、いくらでも……あるはずっ……)  会員達は各々好き勝手に身体を使い、司を嬲りものにする。  司もそれに負けじと、頬を思い切り凹ませて男根を吸い上げ、塞がった両手をそれぞれ動かしてみせる。無意識ではあるが、ガツガツと力任せに突かれている尻も僅かに揺れていた。  髪も顔も胴体も、よってたかってペニスを擦り付けられ、潤滑剤を塗りたくられたかのようにカウパー汁がねっとりと糸を引く。正に性交を覚えたての猿のように、男達は夢中で司を味わった。 「うぅんぐっ! おふっ、うぅぅっ……む、ぐぅっ……! はっふぅ……! んんっぅうううっ!」 「おお? この子、またイキましたぞ?」 「いやはや、これだけ威勢が良いのにも関わらず輪姦されて感じられる素直さ、たまらんよ。今後が本当に楽しみだね」 「うおおっ、出すよ司くん! 僕のこってりザーメンを受けてくれ!」  そして会員達は淫らな司に感極まり、その身体目掛けて熱いザーメンシャワーを放出させた。 (うわっ、なんだこれはっ、あぁぁぁ……下衆共のくっさいザーメンがこんなにっ……!) 「お、えぇっ……ぶふっ、うぐッ……ぐぐギギイィーーッ……!!」  大量の精液を余すことなく浴びてしまった司は、その強烈な臭いと、新たに口内射精されてしまったものを飲み込んだことで、胃がひっくり返りそうになる。  彼らが距離を取っても、吐くものかと四肢を突っ張らせ、カッと目を見開きながら、せり上がってくるものを必死に耐える。  司の驚異的なまでの我慢強さによって、何とか一線を越えずには済んだ。 「ゲエエェッ……えっぷ……グヘッ……」  その代わりに漏れたのは、良家の子息から出たとは思えない、そこらの中年親父と同じような小汚いゲップであった。  それを会員の誰かが指摘すると、部屋の中は男達の下卑た笑い声に包まれる。 (わ……わた、し……こんな、奴らの、笑いものにっ……)  全身を白濁で塗れさせた司が、己のあまりの情けなさに身震いする。 「司。これで終わりだと思うな。全員が満足したと仰ってくださるまできっちりお相手して差し上げるんだ」  朦朧とする意識の中で辺りを見回すと、まだ司を味わっていない者の他に、二巡目の者もぐるっと周りを取り囲む。  司はぎゅっと目を瞑って呼吸を整え──顔を上げた。 「はぁっ……わ、わかっているっ……お、お前こそ……この程度の辱めで私が屈するとは思わないことだな……」  改めて司の口から放たれた宣戦布告。  だが、これもまだまだ序の口であることを司は知らない。  司が揺るぎない意志を見せるのなら、それに応じた更に深い非日常に誘われることとなるだけである。  神嶽は思案するように眼鏡の奥の瞳を細めた。

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