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如月司編8-4 ※亀頭責め

 神嶽が司を連れて行ったのはもちろん保健室などではなく、先ほどローターを付けさせたトイレだ。  ふらつく司を個室に連れ込むと、便座の上に両手をつかせ、四つん這いにさせる。ベルトを緩め、下着ごとスラックスを下ろすと、窮屈なところに押し込められていた司の勃起がブルンッと勢いよく揺れて露わになった。  神嶽は真っ先にキャップを外し、中身を確認する。漏れ出した先走りで洪水のようになっていたが、かろうじてまだ射精はしていなかった。  相変わらずの司の我慢強さに、神嶽は「ふむ」と少し感心したように鼻を鳴らした。 「くそっ……お前の言う通りに……しただろう……。は、早く解放しろ……! 私は、戻らなければ……」  何も答えず、神嶽はキャップの中に指を突っ込んでたっぷりと司の我慢汁をすくい取ると、会陰をそろりと撫でる。 「ぐうっ……うぅうっ!」  その微かな刺激でも、司の身体は電気に触れたかのように大げさに跳ねた。そのまま行き着いた先の窄まりに潤滑油のように丹念に塗り込めていく。  日々の調教で散々に犯されていながらも、司のアナルは未だ型崩れも痔核もなく、排泄器官であるのに淫靡な美しささえ醸し出している。 (そ、そんな……あれだけでは飽き足らずここでするのかっ、くそ……)  やがて綻んできたアナルに指が挿入されると、熱い腸粘膜が神嶽の指を包み込んだ。割り進めるように内部をほじられるだけで司のペニスは意思とは無関係に暴れ脈打つ。  表面上は大きく乱れない司の代わりに、そこだけが全てを担って悲鳴を上げているようだ。 「本当に辛そうだな。こんなになるまで、よく我慢したものだ」  心配など欠片もしていない神嶽の白々しい言葉が、司の耳に残る。  神嶽の抑揚の少ない、どこか人間味のない声は、司にまるで人と見た目のよく似た機械と接しているような違和感を生じさせた。  身体に触れる手は温かく、彼が血の通った人間だということは明白であるのに。 「一人で抱え込むな……か。ご大層な演説だったな、司。あの金に物を言わせているボンクラ共は、お前がこうして粛々と耐えているおかげで平和な日常を過ごせているとも知らず、お前の話などろくに聞いていもしない」 「う、うるさいっ! だっ、誰のせいだと……っ! あぅっ、もう触るな、指を抜けっ……や、やめろ!」  抵抗も虚しく、竿全体にも神嶽の指が絡みつく。亀頭のみの焦れったい刺激にストロークを欲していた身体は、緩く扱かれるだけでもどうしようもなく腰が揺れてしまう。  更には同じようにすっかり弱くなった前立腺を指で掻きむしり圧迫するものだから、もうたまらなかった。  いとも簡単に絶頂へと上り詰めた司は、いつもより濃く大量の精液を吐き出し、全力疾走した直後のような荒々しい呼吸を続ける。 「ん……うぅッ……はぁ、ハァッ……」 「イッたな」 「っはぁ……ぅ…………あ、ああ……そうだ……イッた……。だから……もういいだろう……っ」 「お前は発熱をしたと思われている。今日は大人しくサボるんだな」 「な、なにを馬鹿なことを……ぅくっ!?」  司の息が詰まる。神嶽が、親指と人指し指で輪っかを作るようにして、雁首を捻りを加えた手つきでぐりぐりと責め始めたのだ。 「ひ……! ぁ、ぐ、うぅぅ……」  大声を上げてしまいそうになるのを、司は再び唇を噛んで抑え、襲い来る快感と対峙する。  嬲られ続ける司の身体は官能に蝕まれ、歯の根がガチガチと切羽詰まった音を鳴らしている。  この期に及んでも声を忍ばせているのは、下手に喘いで神嶽を悦ばせることになるのは御免であるからか、高いプライドがそのように快楽に溺れる自分を許せないからか。  冷静な司は抑圧することが習慣づいてしまっているとも言える。 (っく、この男……私がまだイッたばかりだと知っていて……! こ、こんなのは……つ、らい……あぁ……そんなに敏感チンポを強制的に刺激されたら……ま、また……っ) 「……ふぅっ! ん、んぐうぅぅぅ~~~~ッ!!」  ぎゅっと目をつぶり、太ももを震わせ、神嶽の指をギリギリと食い締めながら連続絶頂に耐え抜く司。  指と入れ替わりに、神嶽は容赦なく己の剛直を司の無防備な窄まりにねじ込めていった。 (ぁっ、ぐぅううう……! こいつのチンポが……あぁぁああ……こんな状態でチンポも入れてくるなんてっ……あつい……くるしい……)  一方的に高められた肉体を更に体内から直接弄ばれ、理性までどろどろに溶けそうになりながらも、司は頭を振って、抵抗の意思表示だけは欠かさない。  神嶽は強く腰を打ち付けながら、辛そうに硬度を保つ反り返りを扱き上げ、ローターで散々に虐めた亀頭に司の体液を擦り込んでいく。疲れ知らずな手コキは的確でねちっこく、司に休む隙を与えない。

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