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如月司編10-5 ※電マ

 合計五つもの凶悪な電マの振動が、一斉に司を襲い始める。 「んぎいぃいいいいいいっひぃっいいいいっ!? んがっ、うぐごごごおおぉぉぉ……」  白目を剥きそうになりながら悲鳴を迸らせた司が、慌てて唇を噛み締める。  もう既に何度も絶頂した身体は触れられるだけでも辛いというのに、工事のような轟音を鳴らす恐ろしいまでの振動拷問。  ぷっくりと熟れた胸の突起を潰すようにグリグリと押し付けられ、中心にそそり立つペニスは皮が剥かれて完全に露出した亀頭を直撃する。  挿入されたアタッチメントをズポズポと抜き差しされ、更には会陰から間接的に前立腺までを刺激される。  身を灼かれるような過酷な快楽地獄に司はのたうち回った。 「ぶぎぎぎぎうぐぅおえっ! うぼぉオオオオオッ!」  とっくに限度を超えているリンチ同然の電マ攻撃にさすがの司も堪えていられなくなってきたようだ。  保とうとしていた冷静さなどどこへやら吹き飛び、声を我慢できず、喘ぎ声とは程遠い獣じみた唸りを喉奥から絞り出す。 「お前がそんな風に大声を上げてよがり狂うとは、本当に気持ちが良いのだな、司。寄ってたかって可愛がってもらえて良かったじゃないか」 「よぐないっ! ごんなのがぁっ、あぁああっ! 強すぎるっ! も、もっと、弱ぐぅうううッ!?」  自分をこうした張本人である憎い男に慈悲まで乞うてしまっている。  その悔しさと電マ責めのあまりの辛さに、司の目から涙がポロポロと零れる。 「はっはっはっ、泣くほどよがってくれるとは! 電マは一度味わうと癖になってしまうからなぁ」 「ふうむ、どうも司坊ちゃんはずいぶんと過激な責めが好きらしいねぇ。性に疎い子がセックス中毒のマゾ奴隷に変貌していく姿は何度見ても……ふはは、いやぁ愉快愉快」 「いぐの止まらないぐるじい……! でもっ、おぉおおっ!? ぎもぢいいっ……!? わ、わらひのからだ、おかひぃっ……! あぎひいぃいイイイイイッ!?」  (も、もうっ、いい加減っ、いいらろっ、イッでるらろぉっ!? どうして誰も止めてくれないんだぁああっ!? 振動強い強い強いっひっいいい……! 嫌だっ! こんなの嫌だ嫌だ嫌らああああああっ!!)  強力な機械で長時間責められ続け、司のペニス、特に亀頭部分は腫れて赤黒く変色し始めている。 「……やっ……や、め、ぇっ……」 「やめて欲しいのか」 「あぁああああっ……! 言ってない! 言っで、ないぃいいい゛っ!!」 (言わなにゃぃいいいひいいいいいい! 私もっと頑張れるう! 私っ、わらひは、きしゃらぎ、のっ、おとこおぉ……わらひはぁああああ……!)  いつまでも如月の名に固執する司。それが今の司の全てだ。  なら、それを根底から崩された時、果たして彼には何が残るのか。 「そうか。なら安心して続行できるな。皆様、まだ喋る余裕もあるようですので、是非とも振動を最大にして差し上げてください」  神嶽が無情に言うと、会員達によって電マの振動レベルは最大に引き上げられる。  地鳴りのような低音振動が床にまで響き、司の枯れんばかりの悲鳴と混じって反響する。 「ひっ、ひいぃいいい゛! あびひぃいいいい! んぐぅおおおおおおおおおっ!」  司の身体はもう振動を覚えてしまったかのようにビタンビタンと痙攣するばかりだ。 (さっきからもうずっとイギまぐり辛すぎるううううう! またイク! イッてる最中にイク! もう嫌らのにイグゥウウウウ! わらひのっ、からだああああっ壊れりゅううううううう!!) 「おおおっおぉぉおおおお!! おごおおおぼおおおおお! じっ死ぬぅう゛ッ振動でぇっイギ狂う死ぬうううウウウウッ! あびゃぁあああああ!!」  激しく髪を振り乱し、眼鏡はずれ、息も絶え絶えに咆哮する。 (なあ……私……そんなに……悪い子なのか……? 私だって、努力してきたのに……まだ……足りないのか……? じゃあどこまでしたら…………)  気絶寸前の司の心が存在しない“誰か”に訴える。無論その答えをくれる者はいない。 「ぎひっ! うげぇっ! おっ……おおおっ、か、はっ、がぁっあががががががががががっ……」  ビクンッと司の身体が二つに折れ曲がるように跳ねたかと思うと、瞳孔が開き、くっと息が詰まる。  そのまま死んでしまうのではないかというほどの、凄絶な絶頂。スイッチを切られていなければ実際に息が止まっていたかもしれない。

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