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如月司編BAD-2 ※IF、蛇姦

 神嶽はまず、司のアナルにクスコを突っ込んで徐々に開いていった。  これだけ犯し尽されてもまだ崩れが見られないのは、無理やりの性交の中にも、強姦魔なりの気遣いがあること、抵抗するにも悪あがきまではしない冷静な司の判断力のおかげだろう。苦しそうにヒクヒクと皺を疼かせ、ピンク色の直腸粘膜を覗かせてどうにも男を誘う。  まじまじと一点に注がれる視線は司も感じるようで、悔しそうに、そして恥ずかしそうに身じろいだ。  次に、蓮見が麻袋を持って来た。袋の中では無数の縞模様が蠢いていた。  嬉々とした彼が手を突っ込んで掴み上げたのは、くりっとした大きな黒目がチャームポイントの愛らしい生き物。何事かと言わんばかりに長い舌をチロチロと覗かせながら、司の方を向いた。  それだけで哄笑してしまいそうな柳に蓮見が喋るなとジェスチャーをして制すが、ニヤつく柳の口が「可哀想」と動いた。  当然この場の誰も、慈悲など持ち合わせていない。いじめっ子同様の実に無責任な嗜虐に満ちた表情だ。  蓮見が慣れた手つきでその滑らかな肌を撫でながら司の身体に這わせていった。  一匹、二匹、三匹──次々と大量に追加され、司の腕や腹、太もも、更にはペニスにまで己を絡ませる“それ”。まるで色白の美少年が鎖で緊縛されているかのような光景。  なんとも芸術的な様にほう……と恍惚のため息を漏らしながらも、蓮見は再び一匹を袋から取り出すと、頭部を掴んで司の開きっぱなしの肛門に押し込める。  “それ”はくねくねと肢体を揺らしながら暗い空洞に身を潜ませていった。 「ん……痛ッ……? くふ……ふぁ……な、なん、だっ……? い、いったい、何を、しているんだっ……」 (冷たい何かが私の肌に……? 中でもモゾモゾと動いて……ど、どうせまたいかがわしい玩具でも詰め込んでいるのだろうな……あぁ……もどかしい……いっそ一思いにチンポで犯してくれる方が楽なのに……今日はこうやって焦らすつもりなのか……?)  想像力を働かせるしかない中で、司は汗ばんだ身体を震わせながら、悶々としている。尻にも異物を入れられたことだけはわかるが、それが何かはわからない。  サラサラとした表面で粘膜を擦りあげられるのに、前立腺や精嚢といった弱いポイントにはなかなかどうして直撃しない。  時折掠れば反応を見せはするが、今までに与えられてきた強い刺激からすれば、司がそれを快感と呼ぶには物足りなかった。 「ふふ。神嶽様、そろそろ教えて差し上げたらいかがです? 自分を犯すものの正体もわからないなんて、行為に集中できないのではないかと」  穏やかな笑みを浮かべながら鷲尾が言う。  情けをかけている訳ではない。むしろ教えてやった方が司を絶望させることを、鷲尾は知っている。  神嶽は司の耳元で囁いた。 「司。いまお前を犯しているものは、何だと思う」 「へっ……? それは……ええと……あぁっ……ば、バイブか……何かじゃ……」 「ぶっ! っく……うくくくく……」  それを聞くや否や、先ほどは柳に注意していた蓮見までもが、遂に堪え切れずに吹き出した。  込み上げてくる笑いを無理やり押さえつけるように身体を震わせるが、どうにも収まりそうにない。 「いいや、違う。今お前を犯してくれているのは、蛇だ」 「へ……びぃっ…………?」  そう、今の司の身体に纏わりついているのは、個体差はあれど体長20センチほどのアオダイショウの幼蛇だ。 「全身に巻き付いてるのがわかるだろ? お前のケツマンコに詰め込んでやった奴なんか、驚いて噛み付いてやがるぜ。こんな使い古しのマンコを味わわなくちゃならねえなんて、蛇の方が災難だな」  物心ついた頃から爬虫類を好む蓮見はそう言って鼻で笑う。  ペットとして愛でるだけなら何ら危険はないが、クラブの存在やそこに蔓延る異常性癖者達のせいで今では拷問とも言える凌辱のために飼育されているようなものだ。時には改造さえ施された蛇は、クラブでは主にこうして使用される。  司以外に幾人にもそうして責めてきたが、人外との交わりを見るのはまだまだ飽きないらしく、蓮見は高揚を隠せない。  毒性はない種類だが牙は抜いておらず、蛇は司の身体をゆっくりと蝕んでいく。  今の今まで、神嶽は司に傷を付ける真似はしなかったのだが──もう彼を綺麗な状態のままにしておく必要がなくなったことは明らかであった。

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