211 / 249

如月司編11-4 ※強制自慰、覗き

 相変わらず自慰などもってのほかといったストイックな司であるが、屈辱のオナニーショーを始めるや否や困惑の表情になる。 (う、うぅ……指で弄るたびにほぐれてきているのがわかる……こんなところで……こいつに奉仕する準備が整ってきている……)  下唇を噛み、浅い呼吸をしながら突っ込んだ指を掻き回していく司。自ら弄らせることで、改めてアナル性感に染め上げられた肉体を彼に自覚させた。  二本、三本と足していく中で、羞恥に伏せられていた目が官能に揺れてくる。 「無言とは芸がないな。どう感じているか実況でもしてみたらどうだ」 「……ううっ、ど、どこまで惨めな思いをさせれば気が済むんだっ……」  自尊心を抉り取るかのような物言い。耐えようのない悔しさから司は身の震えを抑えることができない。  しかし、ここまで来てしまった以上、司の迷いはほんの僅かであった。 「……はぁっ……も、もう……中が熱くて……ヒクヒクとしてきて……へ、変な、気持ちになってきてしまう……。指だけじゃ足りない……もっと太くて長いものを収めて欲しくなる……」 (こんなこと……私の意思では、ない……し、仕方ないんだ……こうでも言わないと、いつまで経っても終わらせてくれないから……)  顔を真っ赤に紅潮させ、涙声になっている司だが、そうしてどれだけ強情を張ったところで己の内から滲み出る艶めかしい風情は隠しようがない。 「これが欲しいんだな」  神嶽が尻たぶに勃起を擦り付けると、司の背筋に悪寒が走る。 「ひはぁっ……!? ぁ、あ……そっ…………そう、です……い……入れさせて、ください」 「何を、どこにだ。もっと大きな声で言うんだ、司」 「だ、だからっ……! こっ……この、学園長の全然萎えない熱くて硬いチンポをっ……私の……が、我慢のならないいやらしいケツマンコに……ど、どうか、お願いします……。もう……欲しくてたまらないんです」  渦巻く憎悪の波は緩やかに静まっていき、司は事を早く済ませる為、半ば自棄になって言う。  神嶽の機嫌を伺うように、片手を肉幹に添え、亀頭で柔らかい皺の中心をじわじわと撫でている。  今にも腰を浮かせて逃げに走りそうなものだが、司の負けず嫌いがそうはさせないのだ。  しかし、司のアナルは早くこれを呑み込みたいとむず痒そうにぱくぱく口を開けているのだから、無意識の内に肉欲が勝ってしまっているといったところだろう。 「いいだろう。可愛くおねだりができた褒美だ、そのまま腰を下ろしていけ」  司はあてがった亀頭を息を吐きながら体内へと押し込んだ。先端がずっぷりと浸入すると、ゆっくりと腰を動かして全体を沈めていく。 「んっ、ふぅ……はあぁ……」  徐々に挿入していくたび、司が恍惚のため息を漏らす。  慎ましく窄まっていたアナルは今や当然のように大きく拡がり、感じるまいと堪えようにも全て馬鹿正直に顔に表れてしまう。  入れるだけで射精前と変わらぬ熱と強度を保つペニスが肉襞を擦り、司は甘い快感に身震いしながらキュッキュッと切なく締め付ける。そのたびに司のペニスもピクピク震えて先走りを零した。  根元まで受け入れ、股をM字に開脚したまま、司は神嶽の腹の上でしばし動けなくなってしまう。 「大好きなチンポを入れさせてもらえて良かったな、司」 「ひっ、ひぅ……ぁ……くそぉ……こんな、醜悪チンポなど……好きな訳……ないだろうっ……くうぅ」 (本当に臭くて汚くて馬鹿みたいに性欲だけはあってっ、できることなら切り落としてしまいたいくらいなのにっ……! こんなチンポを気持ち良くてたまらなく感じてしまうだなんて……最低の屈辱だ……)  憎い男のペニスで犯されているという汚辱感すら、マゾの快楽に染まる司を着実に蝕んでいく。  司が少しでも気を落ち着けるように深呼吸する間、神嶽の目が扉に向く。 (あ、ぁ……そんな……あの司がっ……学園長と……せ、セックス、してる……。どうしてお前みたいな奴が……!?)  危うく声が出そうになったのか、隼人は口を片手で覆って震えている。  だが、ここまでしてもまだその場から離れられない。  男同士の性交など好んで見たいものではないだろうが、彼の中では怖いもの見たさの方が上回っているのだ。  途中で逃げ帰ることも十分考慮していたとはいえ、その選択すらもできぬ不甲斐ない隼人は神嶽にとって何とも都合が良い。

ともだちにシェアしよう!