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如月司編12-5 ※神嶽×隼人、無理やり
被虐趣味をした奴隷とのまぐわいを楽しむ者など、クラブでは腐るほど存在する。
彼はこのまま、好き勝手にその肉体を弄ばれるマゾ豚として昇華していけばよい。
神嶽は嘲るように高慢に鼻を鳴らしてみせる。
「ふん、外見で個性を出すしか脳のないお前がどうしようもないマゾ男だったとは、西條家の名が聞いて呆れるな。元からM願望でもあったのか。嫁に行けば良いだけの頭の軽い優子と違って、お前は長男としてプレッシャーが多いだろうからな、それも仕方あるまい」
「え、えむがんぼうっ……!? そんなの、ないぃぃっ……」
「ならこれはいったい何だ。お前にとっては男に無理やり犯されて勃起することが常識だとでも言うつもりか」
「あ……あぁ、う……でも……」
全てを否定するような強い口調で捲し立てられ、隼人はとっくに神嶽のペースに呑まれている。
「……し、知らないっ! 知らない知らない知らないっ! こんなのオレじゃない! オレはこんなの望んでないいいっ!」
そうして、隼人は現実から逃げ出した。どこまでも正直で、か弱い隼人。
「お前がそのつもりならそれで構わない。身体にわからせてやるだけだ」
酷薄に言い放ち、神嶽は思い切り腰を引いて隼人の大切な粘膜を抉った。
手での愛撫をしてやりながら、凶悪な反り返りで腹の中を擦る。
「んぅうっ! くぅっ、うぐ……ぐぎいぃ……!」
隼人は重い一突きを繰り返される拷問からどうにか逃れようと身をよじる。
それさえ許すまいと深く打ち込まれれば、懇願の通じない人間を前にして、観念したような表情になってくる。
(マゾだなんて……そんなんじゃないのにっ……オレの身体……なんでこんな反応しちまうんだよぉ……あぁ、なんか、だんだん痛くなくなってきたし……も、もう早く終わって欲しいぃ……)
前の快楽を意識してしまったせいか、単に肉体が慣れてきたのか、隼人を襲う苦痛は少しずつ薄らいでいた。
だが、未だ怒張が肉襞を激しく擦っている異物感はある。
「はぁっ、はあぁ……ぅく……はひぃっ……」
なのにそれさえ、隼人は興奮を見出だし始めていた。
神嶽がピストン運動に合わせるように弱い乳首をグリグリと指で扱き、勃起して露出した敏感な亀頭に先走りを塗し込んで摩擦するものだから、隼人にはどこで感じているのかわからなくなってくる。
(ど、どうしよう……あ、あんなところにチンコ出し入れされるのは本当に辛いけど……学園長の触り方、なんだかすごく……うぅっ、やらしくて……な、何なんだよこの感じ……?)
困惑する隼人は、望まない行為に顔を歪めながらも神嶽に弄ばれる身体を薄目で見つめている。
とても現実に自身の身に起こっている光景とは思えない。まるで別次元のことのようなのに、ありふれた日常を送っていては得られない異常な性的刺激に熱を帯びてくるのが隼人にもわかった。
神嶽がペニスを扱く手を速めてやると、無理やりに高められる隼人は眉をしかめていやいやとした。
漏れる声にも焦燥が表れてくる。もう限界が近いのだ。
「あぁぁッ、だ、駄目っ、駄目だっ! もう、弄るなぁっ……! それっ、やめ、ぇっ──」
音を上げた頃には時すでに遅し、彼の肢体は強張って小刻みに震えた。
若い精子が勢いよく飛び出し、下腹と神嶽の手を汚す。
「ヒーーッ!」
イッたばかりの隼人が悲鳴を上げる。
女と肉体関係を持ったこともない未熟な身体は、射精の疲労などお構いなしに責め続ける凌辱鬼の腰使いにはとても耐えられない。
信じられなさそうに目を見開き、もう無理だと必死に首を横に振る。
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