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如月司編14-4 ※神嶽×司+隼人、ダブルフェラ
「……い、いいか、西條。真似してやるんだ。こうやって……んれろぉっ……しっかり舐めて……。しゃぶる時は、絶対に歯を立てないようにして……喉の奥深くまで、呑み込むんだ……むぐっ、ぐぐ……じゅぱっ」
丁寧に言って聞かせ、実演しようと深く食らいついていく。
頬を凹ませて口腔内を真空状態にし、ジュポジュポと卑猥な音を立てながら頭を振り立てて竿を扱く。
(司……本当に慣れてる……学園長に無理やりされたからって、だからって、こ、こんなっ……)
傍らで見ているだけの隼人は、間近で目にする司の淫乱ぶりに圧倒されつつあった。
何事も真面目に努める司が、汚らわしいペニスへの奉仕まで健気に尽くすなど信じられない。
(でも、なんだか……ちょっとだけ気持ちはわかるかもしれないな……。だってこのチンポは……オレのこと、すごく気持ち良くしてくれる……司をこんな風におかしくしちまう……チンポ……)
隼人の司を見つめる瞳が、陶然と溶けてくる。
ハァハァと息が上がり、全身の紅潮を抑えられなくなってくる。
「ンッ……ふぅ、うう……っぷは。さあ、西條。次は……お前の番だぞ」
「あ……あぁっ……」
司に促され、隼人は再び全貌を表したペニスを凝視した。司の唾液に塗れてヌラヌラと光る逸物のあまりの逞しさに眩暈がしそうになる。
もう迷いはなかった。吸い込まれるようにぱくりと頬張っていった。
改めて男のものを口腔粘膜に受け入れた隼人は、苦しげに眉をひそめつつも、喜悦の吐息を漏らした。
「むううぅ……むふんっ、んはぁ……」
(あぁぁっ……学園長のって、やっぱりすごく熱い……でかすぎるっ……顎外れそぉっ……でも、これ、しゃぶってると……頭がくらくらする……)
初めてフェラを強要された時は何が何だかわからなかった隼人だが、これがいつも自身を絶頂に導き、遠く及ばない存在であった司さえも狂わせたものだと思うと、今は多幸感にさえ包まれた。
他人の性器で支配されているという被虐的な感覚に、股間が窮屈になり、もじもじと腰を揺すった。
見よう見真似で口を窄ませ、頭を前後し始める。
「んっ、んぶふぅっ、じゅるるっ……ちゅぱっ……こ、こんら感じれふかぁ……?」
「そうだ。だが、もっと深く咥えられるはずだ」
「もっと……ふかくぅ……」
隼人は言われるがままに、限界近くまで呑み込んでいく。
半分ほど隠れたところで、神嶽が隼人の後頭部をぐっと押さえつける。
「んぐぅううっ!? うぶっ、ブフゥゥッ」
いきなり喉奥に亀頭が押し当たって、隼人が苦しげに呻く。
脊髄反射で大きな肉塊を吐き出そうとするが、許されるはずもない。
司もそれにはたまらず口を挟んだ。自身も苦労した行為で苦しむ幼なじみを黙って見てはいられなかった。
「そ、それじゃ苦しいだけだ! 大きく口を開けて……そう、唾は抑えなくていい、吐きそうでも耐えるんだ」
「ゲフゴフゥッ! おえっ、んぐぐっ、かは……はぁっ……」
司のアドバイスを聞いて、隼人はコクコク頷きながら初めてのイラマチオにも耐える。
大粒の涙を浮かべ、濃い唾液を零してえずきながらも、やはりありえない場所まで浸入してくるペニスの律動に強い興奮を覚えた。
「ぷっはあぁ……あぁん、学園長……フェラ……気持ちいいかも……もっと、しますぅ……」
初めてのイラマを経て、隼人は積極的な行動に出た。
司が舐めている部分まで奪い取るようにぐいぐいと顔を押し付けている。
(西條……。この男に尽くすことがそんなに気持ち良いのか……。私が負ければ……あのおぞましいクラブは知らずに……お前はずっと、こんな風に幸せな思いができるというのか……?)
こんなにも純粋に快楽に溺れることのできる隼人は、自尊心の高い司には不思議な感覚である。
獣のように発情して肉棒を舐り回す隼人を横目で観察しながら、司は物思いに耽った。
(そう……私が……犠牲になれば……)
司はだんだんと諦めの気持ちが大きくなり、隼人は勝負どころではなくひたすらに口淫奉仕の異常な熱に浮かされている。
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