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如月司編16-4 ※神嶽×隼人、流血、鼻フック
くんくんと主人とも呼ぶべき男の逸物の臭いを鼻腔いっぱいに吸い込み、倒錯した欲望が込み上げる隼人は、涎を垂れ流して潤んだ瞳を向けた。
「あぁん……学園長ぉ……このデカチンポ、お久しぶりで……オレ、もうたまんないですぅ……。でもきっと、司にはいつもズポズポしてやってるんですよねぇ……? 羨ましいです……オレも欲しいですぅ……」
「余計な口を叩くな。お前ごときが司と同等に接してもらえるとでも思っているとは、勘違いも甚だしい」
馬鹿正直に願望を口にしただけである隼人の顔面めがけて、神嶽の非情な鉄拳が飛ぶ。
「ゲフッ……そ、そう、っすよね……すみま、せん……オレ、頭、悪くて……そんなこともわかんなくて……あは、あはは……い、言ってみた、だけですぅ……」
殴られて粘膜が切れたらしく、隼人はどろりと濃い鼻血を垂れた。
むせるたびに血を撒き散らし、顔を赤でまみれさせながらも、必死に舌を突き出して先走りと鉄の味が混じる神嶽のペニスを舐め上げだした。
全ては生きる為だった。生きたくて、というより、死ぬことが怖くて、隼人は神嶽の言うことを聞かざるを得なかった。
男と言えど彼も所詮はまだまだ家族に大切に守り育てられてきたか弱い少年。圧倒的な力の前では、抵抗する意志もいとも簡単に剥ぎ取られてしまう。
自由も、時間も、何もかも閉鎖された空間に監禁され、希望を奪われた隼人。
この地獄に順応する以外になす術などなかった。
「お前の存在理由はなんだ」
「アグゥ……く、口……この、口マンコとぉっ……な、何しても、いい身体……はぁっ……そ、そうだ……さ、さっきも、鷲尾さん達にいっぱい殴ったり、蹴ったりして頂いたんですぅ……」
「ほう」
「キンタマも、潰れるんじゃないかと思ったけどぉ……すごくスッキリしたって……人間サンドバッグだって言ってもらえて……オレ……えへへ……嬉しかった……」
「良かったじゃないか」
何の理由もない虐待ですら、隼人が嬉しいと言うのだから仕方ない。
終わりのない非道の中に垣間見える優しさは、普段の何倍も暖かく感じてしまう。
それがどれだけ鬼畜な人間だろうが、いつしか善人のようにさえ見えてくる。
こうして定期的に褒美をくれてやることで、隼人はM奴隷としての素質を存分に開花させていくのだ。
しばらく好きに舐めさせてやってから、神嶽は隼人に怒張を咥えさせると、その頭を押さえつけて躊躇なく腰を振り、柔らかな口腔粘膜を抉る。
「んぐっ! ぐへほぉっ! うぅぅぅ~~っ」
辛いイラマチオにも隼人は目を細めながらも必死に耐えた。
司に教えてもらった通りに口を限界まで開き、吞み込むようにすると少しは楽だった。
それでも、時折食道にまで浸入してくる肉棒の逞しさは比べものにならないほどの容赦のなさだ。隼人は受け入れるたびに意識を失いそうに白目を剥いた。
(苦じい゛ッ……窒息、しそおぉぉ……でも……チンポ気持ちいい……)
蒼白な顔が酸欠の為に赤みを帯びてくる。敏感な粘膜を抉り擦られる悦楽は隼人にも伝えていた。
喉奥で無意識に雁首を締め上げて、漏れる呻き声がバイブレーションとなって凌辱者の高まりを促した。
神嶽は射精に合わせるように、隼人の両乳首とペニスを繋いだ糸を引きちぎらんばかりに引っ張った。
「んぶっ!? うごっ、ゲフッ……んごぼおおおぉぉぉッ……!」
喉奥から肉塊がずるりと抜けたかと思うと、拡げられた鼻の穴に押し付けられ、そのまま熱く大量の白濁を受け止めさせられた。
それと同時に、隼人は自身もたまらず目を白黒とさせて吐精していた。
固まりつつある鼻血と出されたばかりの白濁が混ざり、イチゴジャムのような液体となってゆっくりと鼻から垂れ落ちる。
呼吸もままならないくらいの激しいフェラを強いられ、そんな酷い行いにもたまらない快楽を感じて絶頂してしまった隼人は、もはや空虚な瞳をしていた。
「はぁっ……あはぁ……くっさいざーめん……ありがとうございますぅ……」
「お前がそんなにも悦んでくれて、俺も嬉しいぞ、隼人。お前はこのクラブに相応しい、最低のマゾ豚だ」
「ぶ、ぶたぁ……へ、へへへ……っえぐ……ぶひぃ……」
溢れて止まらない大粒の涙は、果てない絶望によるものか、マゾの愉悦によるものか。
顔面を濡らしながら、隼人はへらへらと笑い続けた。
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