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 実家に行く前から羞恥プレイが増えて、自分でも乳首をいじるようになってしまった。  日ごと感度が良くなっている気がする。  お仕置きで乳首に洗濯ばさみを付けられた時は本気でやばかった。  痛いのに、気持ち良くて、自分のモノはみるみる膨らんできた。羞恥で顔も火照ってどうしようもなかった。 「こんなになってるよ」  託にはすぐに気付かれてしまった。  そのままズボンを下ろされた。 「自分で下着脱いで」  うっと思った。そんなの恥ずかしい。でも、お仕置き中だ。従わないと、もっと怒られる。  でも、やっぱり嫌だ。  その時セーフワードを思い出した。 「早く」  託の顔を見て「く」と言いかけた。  でも、言えなかった。怖かった。セーフワードを言うのが怖かったわけじゃない。その言葉を言うことが怖かった。  自分で決めたくせに。 「じゃあもういいよ」  捨てられると思って一気にばっと脱いだ。  託は呆気にとられた顔をした。 「もういいよって言ったのに」  託はため息をついた。 「よくできました」  よくできてないのに褒められる。何かが違うと思った。  でも、それすらも言えなかった。  家に帰ってから、胃がキリキリと痛んだ。託は甘すぎる。  だんだん物足りないと感じてきている自分がいた。  多分きっと僕がドロップした日から。  セーフワードだって僕が絶対に言わないと思ってか、おしおきの時も途中でやめてしまう。  もっと責めてほしいのに。  お仕置きになっていない。  褒められるのはうれしいけど、もっとちゃんと怒ってほしい。  自分が信用されていない気がして嫌だった。  ドロップした自分が悪いのだけど。  悶々として、しばらく傷つけてなかったのに、自分の体を傷つけたくなって、抑えるのに苦労した。  このままじゃやばい。  託に気付かれたらさすがに手放されるとわかっていた。約束したのに。  ここなら大丈夫と、膝の裏をひたすらひっかいた。

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