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8-4
「もう一回やり直していい?」
このまま終わるのは嫌だった。
「がんばるから」
「わかった」
託は頷いて、さっきと同じようにやってくれた。
乳首を鞭で叩かれ、やっぱり感じてしまった。
お仕置きでされたことも。
「しごいて」
恥ずかしいけど、でも、今度こそやりきりたい。
下着を脱いだら、自分のはすっかり猛っていた。
見られながらしごくなんて本当に恥ずかしい。でもやっているうちに何故かそれが快感になっていった。
「ああっ」
段々と気持ち良くなってきて、いきそうになってきた。
「やばい。いく」
って言ったら、何故か託が僕のを口に含んできて。
「託?」
「ほほうび」
「あっ。やばい」
すぐにいってしまい、託の口の中に出してしまった。
この前も含めて2回目だ。
「よくできました」
と言われて頭を撫でられた。
やはり託は既に飲んでるみたいだった。信じられない。
「何で飲むの?」
「え?」
託は顔を歪めた。
「何を今更」
「だって」
「中学の時何度もやらせたくせに」
僕は固まった。そんなこと言われると思わなかった。
「今更遠慮するんだ」
「託」
僕は何も言えなくなってしまった。
「さっきの言葉そっくりそのまま返す。鈴也の方が遠慮してるんじゃないの?」
託の言うとおりだったから、何も言えない。
「そういうのやめようって言ったよね」
「うん」
実家に行く前に約束した。
「じゃなきゃプレイする意味ないでしょ」
「ごめんなさ」
謝るのも駄目だったと途中で気付いて慌てて口を塞ぐ。
「いい子」
くすぐったくて、でも何故か苦しくて。
「俺も改めるからさ」
託がそんな風に言うなんて。
くしゃくしゃに頭を撫でられ、気持ち良かった。
我を忘れてうっとりと託の方を見ていたら唇に唇が重なった。
「た、託?」
気持ち良くて、されるがままになってしまった。
「何でキスするの?」
「え?」
恋人同士でもないのに。
「嫌だった?」
「嫌じゃないけど」
「ご褒美」
なんか変だ。体に力が入らない。
ふわっとして、変な感じ。
気付いたら託に抱きかかえられていた。
「鈴也!」
倒れそうなところをベッドに運ばれた。
「大丈夫?」
「あ、うん」
なんだか頭がふわふわするけど、どうしたんだろう。
気持ち良くて他に何も考えられなかった。
「託」
普段はそんなことできないのに、何故だかくっつきたくなって、ふわふわとした頭ですり寄った。
「どうしたの?」
託は戸惑った顔をするけど、嫌がってはいなかった。
「いい子いい子して」
「え?」
「グレアも欲しい」
託は戸惑いながらも、頭を撫でてくれた。そして優しくグレアを注いでくれた。気持ち良くて蕩けそうで。
託にくっついて離れたくなくなる。
「もしかしてスペース入った?」
スペースって何だっけ?
頭がふわふわして何も考えられない。ただとても気持ちいいと思った。
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