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序章4-4 ※逆レ、想悟×司、童貞喪失

「んふぅ……っぷはぁ……あぁ、こんなに大きくなった……。待っていてくださいね……今、私のケツマンコでご奉仕しますから……」  想悟が再び身を固くした。  かの真面目な司がいやらしい言葉遣いをしながら恍惚としていることへの驚きもあったが、これ以上の奉仕とはつまり、今こうしてフェラで勃起させたものを肛門で受け入れようというのか。  男同士のセックスのやり方を頭ではわかっていつつも、まさかこのような状況で現実にすることになるとは微塵も想定していなかった。  それだけは絶対に駄目だ。  想悟にとっての司は幼い頃から知っている、弟のように思っていた人間と言っても過言ではない。 「や、やめろ……やめてくれ……司っ……! こんなのおかしいだろっ! どうしてこんな奴らの言いなりになんかっ! 司ぁああああっ!!」  必死に叫ぶも、司は想悟と対面し、股間を跨いでいく。 「大丈夫……。大丈夫ですよ……あなたも……楽になれますからね……ふふ、ふふふふふ」  優しげな言葉の裏にある、おぞましい狂気。  想悟がハッと司の顔を見上げると、司は幸せそうな顔で、想悟の硬くしこった怒張を己のアナルで受け入れていった。 「う、ぐッ……! くぁあっ……!?」  挿入の刹那、想悟は目の前に火花が散るような錯覚を覚えた。  男の最も大事で敏感な部分が、司のとろけたアナルにいとも簡単にズブズブと潜り込んでいく。  どれだけ使い込んでいたのだろうか、初物ほどの締まりはなかったが、それでも性経験のなかった想悟には十分に強すぎる衝撃だった。  太く長い大きな肉棒が、あろうことか根元までみっしりと司の直腸に入ってしまった。  想悟は今にも泣きそうな顔で目を剥き、結合部を見下ろしていた。  童貞を失った。しかも、このように所在地不明の不気味な施設で。素性の知れない人々の前で。この世から消えたはずの後輩によって。  これが現実に起こっていることとはとても信じられなかった。 「はぁっ……司、待てっ、動くな……ううっ!」  司が想悟の肩を掴んで腰を動かし始めたので、想悟は再び焦り出した。  挿入しただけでもたまらないというのに、これでストロークを送られてはどうなってしまうかわからなかった。  だが、司は初めから容赦がなかった。  自身も肛悦を感じながら、挿入側に快感を与えることも忘れずに、的確な動きで想悟を翻弄してきた。 「あひぃいイイイッ! き、きもち、いいッ……! うぁっ、これぇ、本当にっ……すごいっ! あちこち擦れてっ……お腹の奥までくるっ! んぁあっ……わたしっ、このチンポ知ってるぅ……修介みたいだ……あぁ……修介ぇ……」  激しく腰を振りながら、知らぬ男の名を呼び始めた司。  想悟はその男こそ司をここまで堕落させた悪魔なのだと察した。 「修介……!? 誰なんだそいつはっ!? そいつがお前をこんな風にした人間なんだなっ!? そ、そうなんだろっ!?」  しかしそれには、鷲尾が馬鹿にするようにくすくす笑って、 「ああ、あまり本気にしてはいけませんよ。頭のイカれた奴隷の戯言ですから」  と、非情に言った。司を完璧に奴隷として、いいや、その辺りに落ちているゴミ以下とでも思っているような調子である。  確かに、獣のように男を貪る今の司にはもう理性はなさそうだ。けれど、その男の記憶だけはきっとまだ残っているのだろう。  司から何もかもを奪い去ってしまった男など、許せるはずがない。  混沌の中にも、激しい怒りと憎悪が想悟の胸に渦巻いてきた。  修介という男の相手をしているとでも思っているのだろうか、司の抽送ペースが徐々に速くなってきた。  密着している肉体の熱が上がっていく。涎を垂れ流し、凄まじい快楽に涙さえ浮かべて、しかし幸福に満ちた狂った笑顔でいる。 「ぁぐっ、くぁあああっ! もうイクッ! ご主人様の気持ちよすぎるぶっといチンポでマンコイグぅうううううううっ!」  滑稽に大声を上げたかと思うと、司は想悟に強く抱きついて肢体を痙攣させた。  想悟のペニスをキリキリと引き絞り、今宵の主人を満足させようと肉襞がざわめいた。

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