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凪誠太郎編4-4 ※蓮見×誠太郎、3P

「ふあぁ……せんせーが僕を見てオナニーしてるよぉっ……何にもできないのもどかしいっ……。ねっ、ねぇっ、僕にも舐めさせてっ、お手伝いさせてぇっ……」 「……わかった。その代わりしっかり気持ち良くしろよ、いいな」 「うんやる!」  提案に乗ってやることにした想悟は、手枷を取り払って誠太郎をその場に下ろしてやり、四つん這いにさせる。  そして誠太郎の目線に合うよう膝をついて、腹まで反り返る肉棒を桜色に染まった頬に押し付けた。誠太郎は好物を見つけたみたいに遠慮なくむしゃぶりついてきた。 「んふっ! ん~~っ! ちゅっ、じゅぽぉっ!」 (せんせーのおちんちんきたぁっ! これが欲しかったのぉっ! せんせーのおしゃぶりしながらオマンコされるの幸せぇええっ! お口もマンコになっちゃいそうだよぉっ!)  蓮見にバックから深く突かれながら、必死にフェラチオを試みる誠太郎。  扱く唇の間から漏れる声が甘くて切なくて、今にもとろけそうだ。誠太郎もこの上ない被虐の快楽を味わっているのだ。 「誠太郎……今の気分はどうだ?」 「んごおぉっ、きもひぃ……おにいひゃんしゅごいきもひよくひてくれるの……ひぇんへーのおちんちんおいひぃの……おいひぃ……きもひいぃぃ……ひぇんへーありがと……」  ──こいつ、いったい何を言ってるんだ?  予想外の言葉に、想悟は思わず吹き出してしまいそうになるのを堪える。  俺はお前を他の男に犯させている。屈辱的で、暴力的なことを強いている。こうして奴隷扱いして、性欲処理穴としか見ていない。  それなのに、どうしてそんなにも嬉しそうなのか。 (せんせー気持ちよくなってくれてるかな喜んでくれてるかなすきすきすきすきせんせーせんせーせんせーせんせーせんせーせんせー)  ──狂っている、とさえ思った。 「……どういたしまして。その調子で、立派な淫乱チンポ奴隷になれよ、誠太郎!」 (なるっ! 僕立派な奴隷になりますっ! だからずっと僕を見ててねせんせーっ!)  なんとも聞き分けの良い奴隷宣言に、想悟はたまらなくなって誠太郎の頭を鷲掴みにすると、その口で射精する為に腰を大きく振りたくる。  限界まで膨れたペニスが喉の粘膜をこそぎ落とさんばかりに突き、後ろからは蓮見の猛烈なピストンが未熟な尻穴を犯し尽くしていく。呼吸もろくにできずに苦しいはずだが、それでも誠太郎が顔を離そうとする気配はない。 「っく、はぁっ、イクからな、誠太郎っ! 全部受け止めろっ!」 「んがぼぼっ! へぶっ! うぶぅ! ずじゅるうぅぅ~~っ……!」 (僕もイク! お口もマンコもせーえき出されてイッぢゃううううっ!!)  絶頂寸前の誠太郎が、想悟のものを一滴残らず味わおうと思いきり吸い付いてくる。その次の瞬間、決壊した大量のザーメンが誠太郎の口に流れ込んでいく。 「んぶっぶぅううごぼぉおおおおおおっ!!」  上から下からザーメンの濁流を受けながら、誠太郎も絶頂を迎えた。白目を剥く勢いで身をガクガクと震わせる。  口に溜まっていく精液をどうしていいかわからず、頬がぷっくりと膨れてリスのようになるが、想悟のものを吐き出すのはもったいないとでも言うかのように、徐々に飲み下していった。 「っぶはぁっ……はぁ……あはぁ……は、はひ……うひ……」  壮絶な絶頂をした誠太郎の目は虚ろで、大して目の前の光景を映していないようだった。 (せん、せぇ……気持ち、よかったぁ……今日は楽しかったねー……)  それだけ心で言い残して、誠太郎はがっくりと気絶同然に微睡みに堕ちていった。  自身の汚れを清めたついでに、誠太郎の汗まみれ汁まみれになった身体も濡れたタオルで拭きながら、想悟は蓮見と今日の成果を話していた。  蓮見は性欲を満たしたせいもあるが、よっぽど誠太郎が気に入ったようで、さっきからずっとご機嫌だ。 「合格、ですね。これならひとまず会員のエロオヤジ共も愉しんでくれるでしょう。……ま、ちょっと想悟様に懐きすぎではあるかもしれませんが」 「……それは俺のせいじゃねぇよ」 「と、言うと?」 「誠太郎は……。最初から俺のことを好きだ好きだって、うるさかったんだ。なんでそんなに好かれてるのかもわからないけどな……。だから、まさかお前に抱かせても態度が変わらないだなんて思ってもみなかった」 「ああ、なるほどね。惚れちまって頭おかしくなってるんじゃないですか。いや実は、支配人の時もこういう良く言えば一途っつうか、いつまでも恋心っつうのにしがみついてやがる馬鹿がいましてね。その節はずいぶん楽しませてもらったものです」 「……神嶽の話はやめろよ」  他意はないだろうが、比べられているようでたまらない。  それに、別に好き好んでそういった人間を選んだ訳ではないのだ。偶然だとしても、これではまるで顔も知らない神嶽という男の背を追いかけているような気になってうんざりする。 「こりゃ失敬。でも、この分なら順調にクラブの奴隷として育てていけますよ。……それとも、自分以外の男に抱かせるのはやっぱり思うところがありました?」 「…………」  初めはどうせ一時の迷いだと思っていた誠太郎の恋心。  だが彼はこの試練を見事耐え抜いた。これはもしかすると、自分の予想を遥かに超えるものなのかもしれない。  想悟はますます誠太郎という人間の心に興味が湧いた。

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