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財前和真編3-2 ※手コキ、フェラ
想悟は和真の寝ていたベッドにどっかりと腰掛けると、下肢の間に跪いた教え子を見下ろした。
和真はまっすぐに目の前の凌辱者を見つめ、憎々しげな眼光を向けている。
今にも襲いかかってきそうな目だ。しかし、下手に抵抗もできはしない。
そんな和真をすっかり手懐けた気になって、想悟のペニスはむくむくと体積を増し始めてしまう。心を読もうと和真の肩に手を置く。
(な、なんだよこいつの……俺の顔見てどんどんでかくなってきやがる……ううっ、マジで変態じゃねーかよっ……)
己に欲情する肉の塊などじっと見ていたくはないと、和真は視線を外した。
「そうだな……お前を見てたらこんなに硬くなってきちまったくらいだし、お前の手と口で抜いてもらおうかな」
和真の顔がみるみる内に苛々していくのが手に取るようにわかって面白い。歯を食いしばり、膝の上に置いた手は強く拳をつくっている。
そんな風に力んでいたら、奉仕なんてできるはずもなく、苦笑したくなる。
「改めて言うが、お前は俺の奴隷にならざるを得ないんだ。それを今からわからせてやるからな」
「……勝手にしろよ。俺はそんなもんになんか絶対ならねぇ……後で許してくれって謝られても許さないからな」
「わかったわかった。口答えはいいから、ほら、握ってみろよ」
気丈に言いはするが、想悟がペニスを取り出すと、和真の双眸は不安げに揺らいだ。
先日、これで処女アナルをこじ開けられ、手酷く犯されたのだ。自分のもので見慣れはしているものの、それとは比べものにならないほどに凶悪なものに映った。
和真は視線を逸らすばかりで、なかなか動こうとはしない。女にモテる和真のことだ、性に疎いということはないだろうが、それにしても同性同士での行為は想像もしたことがなかっただろう。
やらなければ不利な状況にあるとわかっていても、真昼間から学園内で情事に耽ろうとしている羞恥と、目の前の男への憎しみの強さがかえって邪魔をする。
耐えかねたのは想悟の方で、固まってしまった和真の手をとると、勃起に押し付けた。和真は手のひらに肉幹が触れた瞬間、軽くえずいた。
(うぅっ……気持ちわりぃ……こんなことさせられるなんて、俺が何したってんだよ……)
それだけで具合が悪くなりそうな和真。
「もし強く握ったり噛んだりしてみろ、お前にも同じことをしてやるからな」
「うっ、うるせーなっ……やったら、今日は終わりにしてくれるんだろうな……?」
「ああ、もちろん。お前がちゃんとできたらの話だけどな」
「…………」
再三脅され、和真は今度は股間を凝視する。それも想悟の顔とを交互に見、想悟が早くやれと言わんばかりに少しムッとしてみせると、変に力のこもった手でペニスを握った。
「っ…………」
和真の大きく骨太の手のひらで包まれ、思わず吐息が漏れる。そのまま上下に乾いた手で擦られると、潤滑剤もないのに十分な快感が広がっていく。
やはり自慰とは全く違う。可愛い生徒を脅して、こうして跪かせて奉仕させている、このシチュエーションが何よりもいい。
「こっ……こんなんで感じるのかよ、あんた……。無理やり生徒に扱かせることでしか満足できねぇなんて、頭イカれてんだろ……」
想悟が快感を得ているのを察して、和真も何か喋っていないとどうにも落ち着かないようだ。
目一杯に不快感を露わにしながら、一方では早く射精に導いてこの悪夢の時間を終わらせようと、緩々と扱いている。
「……そうだな。とっくにイカれてるかもな。だからさ、手だけじゃ満足できそうにない。先っぽのところをお前の舌で舐めてくれよ」
「あ、あんた本当に……」
「ほら」
和真の頭を掴んで、目と鼻の先まで持ってくる。
ペニスの先端が鼻を掠めて、和真は慌てて口を引き結んだ。やはり同じことでも皮膚と粘膜では訳が違うか。
露骨に嫌そうにほんのちょっぴり舌を出しただけで、なかなか自分ではできそうにない。
ならばと想悟は、また頭を押して和真の舌と先っぽがキスをするように誘導してやる。
「んんぅうう……!」
(あぁ……俺、こいつの舐めてんのかよ……くっせぇし……なんだよこれ、最低だ……)
一度触れてしまっては、二度も三度も同じと思ったのか、和真は自らの意思で舌を使ってきた。
大人しく和真がフェラを始めたのを確認すると、想悟も身の緊張がほぐれてきた。
腰の辺りをリラックスさせ、より快感を感じられるようにして、和真の髪を撫でながら目の前の光景をじっくりと見つめる。
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