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財前和真編10-2 ※ハメ撮り、公開自慰、オナホ、3P
片手でオナホを扱くのをやめないまま、もう片方がそろり……と会陰近くに回る。
オナホに使ったローションを指先に、何たることか後孔を弄り回し始めたのだ。
何度も抱かれているそこはふっくらとした蕾のようで、指の一本や二本くらい簡単に入ってしまう。
まあ、いくら性に旺盛な和真だろうが、尻穴オナニーはしたことないだろうが。やがてつぷ、と指の二本が入ってしまうと、
「んんぬぅ……か、はッ……あぁああ……」
後ろの快楽に打ち震えながら切なげに鳴いた。
(チンコも凄いけどっ、でも……やっぱり……ケツをどうにかされないと、俺っ、もう最高に気持ち良くイケないんだよ……そんなの駄目だ……これ以上観客にフェイクなんて見せられない)
演技は演技で頑張るけど、それ以上に素の財前和真という男の実力を見てほしいといったところか。
入った指をバラバラに適当に動かして、良いところに当てようとするが、いかんせん尻での自慰に慣れていない彼には難易度が高いというものだ。
「落ち着け、犯されてる時にどういう角度で突かれてたとか思い出せよ」
「ん……そう、だな……」
想悟に言われてなんとか思い出そうとする和真。
無茶苦茶に動かすのではなく、指を閉じて鉤爪のようにして、くい、くいっとポイントを探る。
「~~~~ッ!! あ、ぁあうああッ!?」
そうして、内部のしこりを見つけたようだ。
他人に無理やり発見されるのも屈辱的だが、自分で気付いてしまった滑稽さときたら。
「和真、良い調子だぞ。そうやってチンポもケツマンコも弄って皆さんを愉しませるんだ」
「うっ、うんっ……! っは……ハァッ……もう無理……俺、チンコだけじゃ足りなくて……ケツマン弄らないとダメな奴ですけど……イッ……イッて、いい?」
誰に乞うているのやら。
けれど、会員達は満足げに見ていたので、和真もそれを了承と受け取ったようだ。
(えと……カメラは……ああ、あそこが一番見えやすいかな……)
やはり“演技”という言葉に心惹かれたのか、どうすれば自身の淫らな姿を最大限発揮することができるのか、どうしたら見る側の官能も引き立たせることができるのか……和真はカメラワークなど逐一気にしながらも行為に没頭していた。
「んくっ、うあぁあああっ! イク! こんなに大勢に見られながらっ、ビデオに撮られながらオナニーでイクうううぅうううっ!!」
目を瞑った和真の鈴口からは、放物線を描くようにドロリとした濃い精液が勢いよく噴き出した。
「っは……ぁあ……今の、よく撮れたぁ……?」
余韻に浸る暇もなく、和真の心配事は別にあった。
どんな醜態をさらそうが、それが記録されないというのは、想悟の意に反することとなる。
鷲尾から手でオーケーのサインを出されると、和真はやっと小さく笑みをこぼした。
「じゃあ、次は本番行為だな。ガッツリ絡んでもらおうか」
想悟が言って呼び寄せたのは、蓮見と柳だった。
絡みの相手は、経験豊富な彼らに任せた方がいい。自身の快楽を貪ることはもちろん、会員達へ魅せる用のプレイにも長けているという。
確かに、アダルトビデオにおいて男優は邪魔ではない方がいいが、それが上手くできる人間は限られている。ならそこは文句は言わない方がいい。
蓮見は力任せに和真を屈曲位にし、猛々しいペニスをにゅるりと挿入した。
何度見ても、本当にあんなところに物が入るのかという疑問すら湧くが、宿便は当たり前に出るのだし、人間の身体はそんなに柔じゃない。
それに何より、突っ込んでしまった側からすれば、直腸内は広く温かくて、それを括約筋がギリギリ締め上げてくる時の動作なんかは癖になる。
一度奥までいって腸の蠕動運動を楽しみ、引き抜きにかかる。その繰り返しで猛烈なピストンが始まると、モニターには結合部をメインに映し出された。
もちろん、和真も見知らぬ男に肛内を蹂躙されている様子は見えている。
「ひああァッ……!? なにこれ、なにっ、俺、映って……チンコでケツマン犯されてるところも、全部映ってる……ッ!!」
「んじゃあー、オレはこっちかな。ホレ、その口で気持ちよーくご奉仕してくれよ」
次は柳が、いきり立ったペニスを和真の口に突っ込む。
「んぐッ……くふっ、うぐぶふぅうぅっ……!」
(口にもチンコっ、きたぁ……! そんな風にされたらっ、訳わかんなくなるっ! 気持ち良すぎて……変になるってばぁあああっ!!)
二つの穴を塞がれた和真の瞳がひときわ熱っぽくなる。
柳の言う通り、口を窄め、必死に頭を振ってフェラチオし始めた。
蓮見に突かれているせいか、特に意識しなくても唾液が分泌されてくるようで、ジュボジュボいやらしい音が鳴る。
「んっ! んむぅっ! じゅぶ……ゲホッ……んんっうぁはぁっ……!」
「おぉっ……すっげぇ吸い付き。そっちはどうだ?」
「ああ、いいな。ユルマンかと思ったけど、意外と不規則に締め付けてくる感じがたまらねえよ。やっぱこういうのは独占されるより、平等に輪姦してもらった方がクラブの為になるな」
二人の間でそんな会話が為されるほど、和真の身体は着実に奴隷として進化しているようだ。
「くふぁあああっ! そ、こ……強……ケツマン深く突いて……喉チンコまで目一杯、俺ん中滅茶苦茶に掻き回してぇっ……」
フェラしながら、息を吸う為に顔を離すことを許されるや否や、すっかり快楽の虜となった和真は自分を蹂躙する男達にさらなる行為をねだる。
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